松たか子、『アナ雪2』アカデミー賞歌唱も 歌手&声優でもすごい実績

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舞台『パ・ラパパンパン』松たか子インタビュー 20210925実施
松たか子  クランクイン! 写真:高野広美

 日本歴代興行収入4位の記録を持つ『アナと雪の女王』。その続編にあたる『アナと雪の女王2』が、今夜の『金曜ロードショー』(日本テレビ系/毎週金曜21時)で放送される。本作ではエルサに大きくフォーカスされているが、日本語吹き替えを担当したのは女優・松たか子。ここでは、演技と歌でシリーズの大ヒットに大きく貢献した彼女の歌手、そして声優としての活躍を振り返り、その魅力に迫る。

 公開当時、芝居はもちろん、『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2』それぞれで歌唱した「Let It Go〜ありのままで〜」「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」も大きな話題となった松。映画『ラストレター』、ドラマ『HERO』など実写映画やドラマの好演が光る名女優だが、歌手活動、そして声優としてアニメ作品でも確かな実績を残している。

■ドラマ主題歌でボーカルを担当し話題に

 松は1997年に歌手としてデビュー。デビューシングルの「明日、春が来たら」はCMソングにも起用されて評判を呼んだ。デビュー年に「第48回NHK紅白歌合戦」への出場も果たし、一時期リリースは止まったものの、その後も女優と並行して歌手活動を継続している。

 また、自身が主演したカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の主題歌「Presence」でメインボーカルを担当したことも記憶に新しい。本曲は、トラックメーカー・MPCプレイヤーであるSTUTSが作編曲・楽曲プロデュースを担当。ドラマ内で松が演じる大豆田とわ子の元夫役を演じた松田龍平・角田晃広・岡田将生が「with 3exes」としてコーラスで参加、そして5人のラッパーがフィーチャリング参加する中、安定したボーカルで曲を支えた。YouTubeにて公開されている「STUTS & 松たか子 with 3exes ‐ Presence I feat. KID FRESINO」のオフィシャルMVは2021年11月現在、再生回数が800万を超え、7万以上の高評価を得ている。

■アカデミー賞授賞式で日本人初歌唱

 歌手活動に加えて、ミュージカル女優としていくつかの舞台に立った経験も、本作でのエルサとして歌唱した楽曲に活きている。「Let It Go〜ありのままで〜」「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」はどちらも作品の劇中歌。歌唱力だけでなく、キャラクターやストーリーに絡めた表現も要求されるが、歌手と役者、それぞれに真摯に向き合ってきた彼女の表現はエルサの思い体現し、人々の胸を打った。

 そんな彼女の歌声と表現力が評価され、US本社直々のオファーにより「第92回アカデミー賞授賞式」で日本人初歌唱するという快挙を達成。同イベントではデンマーク、ドイツ、ラテンアメリカ、ノルウェイ、ポーランド、ロシア、スペイン、タイのエルサ役キャストと共に登壇し、「イントゥ・ジ・アンノウン」を歌い上げた。

■少年から母親まで アニメ声優としての松たか子

 松の女優・歌手としての活躍は前述の通りだが、声での芝居、つまり声優としても複数の作品に出演している。初挑戦となったのは、2006年に公開され、第30回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞を受賞した長編アニメ映画『ブレイブ ストーリー』。声優経験がないなか、主人公の11歳の少年・三谷亘を熱演。透き通るような声がキャラクターとマッチしており、「想像以上によかった」など高評価を得ている。どんな時もキャラクターと向き合う彼女の姿勢が、アニメ作品でも素晴らしい結果につながっている。

 また『アナと雪の女王』以降では、2017年公開の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』で、広瀬すずが演じるヒロイン・なずなの母親役を担当。少年・母親と年齢も性別も異なる役を声で演じてきた。そして、『アナと雪の女王』シリーズのエルサでは、個性やキャラクター性を声と芝居でしっかりと表現。歌と共に視聴者を魅了した。

 歌と芝居、どちらの面でもエルサを見事に表現した松たか子。彼女の好演も相まって、『アナと雪の女王』は日本でも大きなブームとなった。本日放送される続編『アナと雪の女王2』は前作の3年後が描かれているので、名女優・松たか子が表現するエルサの成長や変化に注目したい。(文:M.TOKU)

 映画『アナと雪の女王2』は、『金曜ロードショー』にて11月19日21時放送。

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