Webドラマ再生数1位! 現代劇&時代劇を融合した『花の都に虎(とら)われて』ヒットの秘密

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『花の都に虎(とら)われて~The Romance of Tiger and Rose~』
『花の都に虎(とら)われて~The Romance of Tiger and Rose~』チャオ・ルースー×ディン・ユーシー (C)Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

 大ヒットドラマ『花不棄<カフキ>‐運命の姫と仮面の王子‐』のチャー・チュンイー監督が贈る中国時代劇ドラマ『花の都に虎(とら)われて~The Romance of Tiger and Rose~』は現代に生きるヒロインが時代劇世界に入り込んでしまう胸キュンラブコメ時代劇。近年のトレンドとなっている現代劇と時代劇を融合した中国時代劇ドラマの中でも、Webドラマ(時代劇)1話あたりの配信再生数で1位を獲得するなど社会現象となる大反響を巻き起こした。そこで日本でのBlu‐ray、DVDリリースにあわせて、本作のヒットの秘密を改めてひも解いていきたい。

■ 脚本家が時代劇ドラマの世界に入り込む異世界転移ストーリー

 中国では架空の時代劇設定でドラマティックな恋愛を描くドラマが大人気で、物語の主人公はそんなドラマを執筆する駆け出しの女性脚本家チェン・シアオチエン。彼女が脚本を担当するドラマは売れっ子俳優ハンが主演することになっていたが、恋愛経験ゼロの書いた彼女のラブストーリーはハンからダメ出しを受けてしまう。そこで懸命に脚本を書き直したシアオチエンだったが、力尽きてうっかり寝落ち。目覚めると、なんとそこは自分が書いた脚本の世界だった…!

 しかも、彼女は自分が序盤で早々に殺されるはずの脇役悪女のキャラになっていることに気づいてビックリ。そんな不条理を受け入れて奮闘を始めた彼女は、ひとまずイケメン若様に殺される運命を回避。現実世界に戻るためには脚本通りにストーリーをエンディングまで進める必要があるとわかると、イケメン若様とヒロインとの恋をアシストしようとする。ところが、思いがけずそのイケメン若様のハートをゲットしてしまったのは自分で…!?

■ 現代劇と時代劇のフュージョンなら1粒で2度オイシイ!

 このように、現代のヒロインが時代劇世界を体験するストーリーが綴られる本作は、中国でWebドラマ再生ランキング1位を記録する大ヒットとなった話題作。現代劇と時代劇を融合したドラマは近年中国で人気ジャンルとなっていて、これまでも近未来のヒロインが古代の世界で愛を知る『春花秋月(しゅんかしゅうげつ)~初恋は時をこえて~』、現代女性がバーチャルリアリティの時代劇ゲームをプレイする『絶世令嬢~お嬢様はイケメンがお好き!?』、『殿下攻略~恋の天下取り~』といった作品がヒットしてきた。

 こうしたドラマが女性を中心に大きな人気を集める理由は、現代劇と時代劇の両方を楽しめること、時代劇ドラマのような恋がしてみたいと夢見るオトメの願望を具現化した世界観で、現代の価値観を持つ共感しやすいヒロインを通して生きるか死ぬかのドラマティックなラブストーリーを体験できることにある。まさに1粒で2度オイシイ作品が多くの視聴者の支持を受けているのだ。

■ 現実と架空の世界が交わるときサプライズ&感動が待ち受ける!

 さらに、本作がテンセントドラマ星光大賞で“視聴者が選ぶドラマ・オブ・ザ・イヤー”を獲得するほどの大ブームとなったのは、その発想の面白さと巧みなストーリー展開にあるといえる。

 物語の創造主である脚本家のヒロインが自分の書いた脚本の世界で、古代の先輩作家たちに教えを請うてリアルタイムで今後の物語の展開を考えていく“脚本会議”の様子は、ウィットとユーモアが効いていて爆笑必至。ヒロインが自ら恋を体験することで脚本に書かれていた物語に変化が起こり、リアリティ皆無だったラブストーリーが生き生きと魅力的になっていく過程はトキメキが満載で、大きな感動と最高の胸キュンが味わえる。

 こうして試行錯誤しながら、なんとかストーリーを最終話まで導いていくヒロインを待ち受けている運命とは? 脚本の世界だけでなく現実世界にも巧みなオチを用意しているストーリーは痛快で、後味もほっこり爽やか。「見終わった後にもう一度見直したくなる」点も本作の魅力の1つといえるだろう。

 『花の都に虎(とら)われて』のBlu‐ray&DVDは、本日11月3日(水)発売。DVD同時レンタル開始。

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