北川景子「冷や汗」 巨匠・小津安二郎監督の『東京物語』オマージュにド緊張

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【本イベント以外NG】映画『キネマの神様』公開記念舞台あいさつ 20210805
映画『キネマの神様』公開記念舞台あいさつに登場した北川景子  クランクイン!

 女優の北川景子が5日、都内で実施された映画『キネマの神様』の公開記念舞台あいさつに菅田将暉、野田洋次郎、宮本信子、山田洋次監督と共に登壇。巨匠・小津安二郎監督をオマージュしたシーンの撮影を振り返って「冷や汗」と表現した。

 本作は、原田マハの同名小説を原作とするヒューマン・ドラマ。映画界で夢を追い求め、挫折した主人公・ゴウ(菅田将暉/沢田研二)が、若かりし頃の初監督作品の脚本を見つけ、再び夢に向かう様を描く。

 沢田研二とW主演の菅田は、共演した永野芽郁について「本当にキュート。かわいいのは知っていたけど、山田さんもメロメロになっていた。『山田洋次までメロメロにするんだな〜』と思ってすごかったです」と話した。それを受けて山田も「とてもかわいいですよね。とっても重要なこと」と言い、登壇者の笑いを誘っていた。

 銀幕のスター女優・桂園子役の北川は、役作りの過程を述懐。「色んな作品や、その時代の女優さんのヘアメイクが特集されている写真集を拝見したりした。でもなんだか雲をつかむようで、勉強しても近づけているような感じがしなかった。1番役作りで助けていただいたのは、監督が『この作品のこの女優さんはこうしていたよ』とか、撮影所時代の話をしてくださったこと。その話を聞きながらピースを集めていった」と語った。

 劇中では、今は亡き小津監督の名作『東京物語』(1953)を再現。撮影を振り返って北川は「冷や汗」と苦笑い。「あんなにたくさん世界中にファンがいる映画の、あの有名なシーンのオマージュを自分がやるということで…。原節子さんを超えることは絶対できないですけど、なるべくお芝居も近づけてやりたいと思った。あとマネするだけではなく、自分らしい部分もどこかに残せたらいいなと思ったりした。色々頭では考えるけど、じゃあどうしたらいいのかというのは分からない。パニックになりながら終わりました」と笑った。

 山田監督は、同シーンについて「カメラポジションもエキストラの配置も、北川さんが着ている服も全部、原節子さんそのままを再現した。全体として、小津安二郎の映画をそっくり真似して作ろうとした。実際カメラを据えて、レンズをのぞいたら不思議な感じがした。ゾクゾクッとした。小津安二郎が近くにいる、というのかな。それは、カメラをのぞいた僕にしか分からない感じじゃないかな。小津さんと話もしたことないけど、なんかちょっと会えた気持ちがした」とほほ笑んだ。

 映画『キネマの神様』は、8月6日より全国ロードショー。

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