中国ドラマ『鬼吹灯』、“リアルさ”と“ゲーム感覚”で大ヒット!? 「トゥームレイダー」に通じる面白さも

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『鬼吹灯(きすいとう)~魔宮に眠る神々の秘宝~』
『鬼吹灯(きすいとう)~魔宮に眠る神々の秘宝~』DVDリリース中 (C)Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

 中国を代表する大手配信サイト「Tencent(テンセント)」で再生ランキング1位を記録したドラマ『鬼吹灯(きすいとう)~魔宮に眠る神々の秘宝~』。中国版“インディ・ジョーンズ”と称され、パン・ユエミンやキティ・チャンら豪華キャストが演じるトレジャーハンターたちが活躍する冒険物語には、中国らしい面白ポイントもいっぱい。日本でのDVDリリースにあわせて、これを知っておけばもっとドラマが楽しめるトリビア&見どころを紹介したい。

■ エジプトだけじゃない! 中国にも多くあるミイラとお宝が眠る古墓

 『鬼吹灯』で主人公たちが冒険を始めるのは、ミイラが履いていた“靴”がきっかけ。ミイラとお宝が眠る古墓といえば、エジプトを思い浮かべる人が多いかもしれないが、実は中国でも古墓からミイラや豪華な副葬品が発見されることは珍しくない。

 最も有名なのは、1971年に発見された紀元前2世紀の墓、馬王堆漢墓。前漢時代の政治家・利蒼の一族が眠るその墓からは、利蒼の妻のミイラがまるで生きているかのような保存状態で見つかった。そこには、一族の贅沢な暮らしぶりを証明する、漆器や陶器、絹織物、竹簡、印章など古代の貴重な文物も収められており、この世紀の発見は世界を大いに驚かせた。

■ 中国では本物のトレジャーハンターや盗掘団が存在!

 そのほかにも、さまざまな時代の遺跡が見つかっている中国では、最近でも4000年以上前のものと見られる三星堆遺跡から新たに金や青銅の遺物500点以上が出土。今なお広い国土のどこかに知られざるお宝が埋まっている可能性があり、それを探す本物のトレジャーハンターが存在している。

 実際、2015年には、遼寧省で30年以上のキャリアのある凄腕のトレジャーハンターが逮捕され、四川省でもプロの盗掘団が検挙されて市場取引価格約50億円に上るお宝が押収されたことがニュースに。つまり、本作で描かれる“インディ・ジョーンズ”のような世界は、中国では決して絵空事ではなく、お宝発掘の夢は意外とリアルなものなのだ。

■「風水」で古墓の位置を特定!?

 では、トレジャーハンターたちは古墓がある場所をどうやって見つけているのだろうか? 実は、彼らが場所を特定するのに使うのは、物の位置で気の流れをコントロールするという古代中国の思想「風水」の知識。現代にも、生きている間に住む家を「陽宅」、死んでから埋葬される墓を「陰宅」と呼び、墓の場所を「陰宅風水」によって決める風習が残っているように、古代人は何をするにも風水にこだわったからだ。

 もちろん、本作でも風水はストーリーにおける重要なキーワード。ワン・クイロン演じるミステリアスな占い師が示す風水に基づくヒントが主人公たちをお宝へと導いていくことになる。

■ ゲームのように楽しめる“お宝探しミッション”

 トレジャーハンターたちがアドベンチャーを繰り広げていく世界観は、1996年のリリースから全世界累計8200万本以上を出荷しているララ・クロフトが主人公のゲーム「トゥームレイダー」に通じる面白さもある。「トゥームレイダー」は2001年、2003年にアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化され、2018年には新シリーズとなる映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』も登場。これらの作品同様、本作もさまざまなトラップをかわしながらお宝探しのミッションのために奮闘するアクションとサスペンスが楽しめる。

 ストーリー性が高いゲームをプレイするようなワクワク感と臨場感のあるスリリングな冒険をぜひ体験してみてほしい。

 『鬼吹灯(きすいとう)~魔宮に眠る神々の秘宝~』のDVDは、本日8月4日(水)リリース。

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