日向坂46・三期生 “同期”になって約1年の「成長」と「変化」<上村ひなの・高橋未来虹・森本茉莉・山口陽世インタビュー>

エンタメ
20210526日向坂46インタビュー
(左から)日向坂46・森本茉莉、山口陽世、上村ひなの、高橋未来虹  クランクイン! 写真:ヨシダヤスシ

 笑顔や明るさを武器に、ファンの心をひきつけてやまない日向坂46。経験豊富な一期生や二期生と共に、フレッシュなパフォーマンスでグループに彩りを加えるのが三期生の4人だ。2018年末に加入の上村ひなのに続き、昨年、高橋未来虹(高は正式には「はしごだか」)、森本茉莉、山口陽世が新たに三期生として加入。「坂道合同オーディション」出身ながら、時間差で同じグループのメンバーになった4人。同期として絆を深めてきた約1年の成長や変化、お互いの関係性に迫った。


■同期になって約1年 三期生4人それぞれの成長や変化


――5月26日に、日向坂46の5thシングル「君しか勝たん」のリリースを控える皆さん。高橋さん、森本さん、山口さんにとっての初参加シングルです。昨年4月、グループの冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/毎週日曜25時5分)でファンの前に初登場してから約1年。それぞれ、自分自身の成長を感じる部分は?

高橋:加入した頃と比べて、グループに何かを還元していきたいと思うようになりました。それを支えてくれていたのが、少し先輩だったひなのちゃんです。最初の頃は、先に経験を積んでいたひなのちゃんと「同期」と言われるのが、正直、申し訳なくて。周囲から三期生とくくられることに、気持ちも追い付いていませんでした。

でも、一緒に過ごすうちにだんだんと変わってきて。悩んでいるとひなのちゃんが相談に乗ってくれるし、いつからか「同期なんだな」と思えるようになってきました。

森本:私は、グループに入ってから人と関わるのが楽しくなってきました。日向坂46へ加入するまでは、誰かといても、相手からどう思われているのかを考えすぎてしまい、人と深く接するのを避けていたんです。でも今では、自分を知ってもらうため「もっと積極的に発信していこう」と思えるようになりました。

そうなれたのはメンバーがいたからです。先輩方も同期のみんなも、一緒に話していると楽しいし、すごく優しいんです。一緒にいるだけで明るい気持ちになるし、このグループに入れたことで、人と接するのが楽しいと思えるようになりました。

――山口さんがこの1年ほどで成長を感じた部分は?

山口:パフォーマンス面では、声をしっかりと出せるようになったと思います。加入したての頃は、ボイストレーニングで声を出すのが苦手でした。一緒に練習している人たちの声に自分の声がかき消されてしまうほどだったけれど、少しずつ、堂々と歌えるようになってきました。

『日向坂で会いましょう』でも、ファンの方から「楽しそうだし、表情も柔らかくなった」と言われるようになりました。初めは、緊張していたから真顔になってしまったり、スタジオで面白いと感じていてもカメラに慣れず、顔もこわばっていたりしたみたいです。自然に楽しめるようになってきたのかなと思います。

――上村さんは加入から約2年半。当初は、一期生や二期生にとって“1人っきりの後輩”でしたが、同期の3人が入ってきて変われた部分は?

上村:周りから「明るくなった」と言われるようになりました。たぶん、3人が初めて参加した楽曲「アザトカワイイ」の頃からです。ポップで明るい歌の力も借りられたので、殻を破れるきっかけになった気がします。

それに、同期のみんなが入ってきてくれたことで「もっと頑張ろう」という気持ちも強くなってきました。三期生が私1人だった時期は、誰かと比べる機会もなかったんです。切磋琢磨(せっさたくま)し合える仲間が入ってきてくれて、本当によかったなと思います。


■オーディションからの再会 “時間”と共に作り上げた関係性


――同じ「坂道合同オーディション」出身とはいえ、上村さんとほかの3人は、日向坂46へ加入した時期が異なります。一時期は離れ離れでしたが、同じグループになってからお互いに距離を感じることはありませんでしたか? また、距離が縮まった瞬間は?

高橋:一緒にレッスンしていた頃と比べると、最初はひなのちゃんと「距離ができてしまったのかな」と思う気持ちもありました。でも、いつだろう。個人的に「このタイミングで仲が深まった」と言える瞬間は思い付かないんです。加入してすぐは、ほかのメンバーよりも(森本)茉莉や(山口)陽世と一緒に活動することの方が多かったので。

環境が少しずつ変わってきたのは、1stアルバム『ひなたざか』(2020年9月リリース)の活動が始まった頃からでした。音楽番組への出演などが増えるにつれて、一緒に過ごす時間も長くなってきました。お互いの距離を縮められたし、だから、時間が自然と解決してくれました。

――そもそも、オーディション当時から交流はあったのですか?

山口:実は、私はひなのちゃんとの接点がなくて。オーディションの時も、お話をしたことがなかったんです。日向坂46に入ってから初めて会ったくらいで。

高橋:オーディションでは、関東組と地方組に分かれていたんです。私とひなのちゃん、茉莉は東京出身で、陽世は鳥取なのでレッスンも別でした。その後、ひなのちゃんが先に日向坂46へ加入することになって。

森本:そうだったね。

山口:だから、メンバーになったばかりの頃は、未来虹ちゃんと茉莉ちゃんに「ちょっと、ひなのちゃんと話したいんだけど…」と相談して(笑)。2人を通じて、ひなのちゃんとたくさん話せるようになっていきました。

――高橋さん、森本さん、山口さんを迎え入れる立場として、上村さんが意識していたことは?

上村:みんなが加入したばかりの頃は、約1年ちょっと長く活動させていただいていたので「先輩として頑張らなければ」と思っていました。でも、一期生や二期生の皆さんが、私が加入した時、「仲間だよ」と温かく受け入れてくれたのを思い出して。だから私も、“先輩”としてより“仲間”として、壁を作らず、みんなを受け入れていこうと考えるようになっていきました。

――高橋さん、森本さん、山口さんは、上村さんに「実はまだ気を使っちゃう…」ということはありませんか?

高橋&森本&山口:(口々に)ないです(笑)

上村:よかった(笑)


■「君しか勝たん」MV撮影 苦労したのは「1分6秒あたり」

 

――最新シングルの表題曲「君しか勝たん」のお話も。カラフルな衣装で見せるパフォーマンスや、流れるようにシーンが続く“ワンカット風”のMVも話題に。それぞれ、撮影時の思い出は?

高橋:苦労したのは、1分6秒あたりからの俯瞰視点のダンス(円形ステージ上で踊るメンバーを頭上からのカメラが捉えたカット)でした。振り入れやリハーサルではあざを作るメンバーもいたほどで、けっこう苦労しました。本番も踊っては映像を見て修正するという繰り返しでした。ファンの皆さんからも、そのシーンについて「キレイだったよ」と言ってもらえたので、うれしかったです。

山口:未来虹ちゃんの言ってくれたシーンは、私も苦労しました。自分たちのダンスを上から見たことがないから、練習中も「どう見えているんだろう」と気になっていて。頭上からの映像だと、みんなで手と足の動きをしっかりそろえないと、バラバラに見えてしまうんです。だから、メンバーと声を掛け合いながらカウントを合わせていって。最終的に仕上がった映像は万華鏡のようにキレイで、頑張ってよかったです。

森本:私は、サビのステップにかなり苦戦しました。振り付け師の方がこだわって作ってくださった部分で、撮影中や休憩時間にも細かなポイントを教えてくださりました。MVはこの先も残っていく大事なものだし、みんなと動きがズレてはいけないと思いながら、一生懸命に練習しました。

上村:全部のシーンが“ワンカット風”につながっていくので、1組でも失敗したら最初から撮り直さなければいけないプレッシャーも感じていました。とにかく、自分の担当するシーンは全力で間違えないよう取り組もうと思って。メンバーみんなで意識を1つにしながら頑張れたと思います。


■三期生同士のメンバー評「この子はここしか勝たん!」


――表題曲のタイトル「君しか勝たん」でも使われている「〜しか勝たん」は、「〜が最高」「〜に勝てるものはない」と相手を賛辞する意味の言葉。それにちなんで、お互いに「この子はここしか勝たん!」と思う部分を教えてください。では、高橋さんから。

上村:未来虹ちゃん。いっぱいあります。

山口:パフォーマンス力かな。

高橋:そんなことないです(照れる)。

山口:私の中で、未来虹ちゃんはすごく憧れるパフォーマンスをしているんですよ。

森本:(うなずく)

上村:ダンスも歌もすごく上手だし。本当、才能だなと思います。

――続いて、森本さん。

山口:ん〜、“ワードセンス”。ブログを読めば、人にはない感性を持っているのが分かります。私では絶対に出てこない言葉を使えるので、すごいなと思ってます(笑)。

上村:(笑)。

高橋:ひなのちゃん以外の3人で、順番に更新するリレーブログがスタートしたときもインパクトがありました。長文の中で、時折、クスッと笑えるような言葉を差し込んでいて。読みたくなる文章だなと思いました。

――山口さんはどうでしょう?

森本:愛され力。

高橋:分かる。

上村:確かに。

森本:そこにいるだけで、かわいがりたくなる雰囲気って言うのかな。一緒に話していると本当に落ち着くし、誰からも愛されるタイプの子だと思います。

――最後に、上村さんは?

高橋:え〜、何だろう。でも、ちょっと待って。話が戻るんですけど、陽世は“ギャップ”で、ひなのちゃんが“愛され力”でもいいかなと思ってきました。

山口:私もそう思う。

高橋:実は、陽世は見た目もベビーフェイスだから“よしよし”したくなるけど、けっこうクールでサバサバしている面もあるから。そのギャップに驚く人たちも多いのかなと思います。一方のひなのちゃんはグループ内で最年少だし、思わずかわいがりたくなってしまう(笑)。

山口&森本:分かる(笑)。

高橋:ひなのちゃんは、特別な力を持っています。きっと(笑)。

上村:うれしい。ありがとう!

 パフォーマンス力に信頼のある高橋、ワードセンスに優れた森本。愛らしさとクールさのギャップが持ち味の山口、愛され力を発揮する上村と、今回のインタビューでは、三期生4人それぞれの個性も意外な形で見えた。今後も、同期の絆を力に変えながら、グループをさらに輝かせてくれるだろう。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:ヨシダヤスシ)

 日向坂46の5thシングル「君しか勝たん」は発売中。

エンタメ最新記事一覧

特集

クランクイン紹介
スゴ得コンテンツ会員登録ボタン
クランクイン紹介
スゴ得コンテンツ会員登録ボタン
クランクイン紹介