窪塚愛流、父・窪塚洋介から受けた大きな刺激 本格デビューに「応援も心配もされている」

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【テレビ朝日】ドラマ『あのときキスしておけば』に出演する窪塚愛流
ドラマ『あのときキスしておけば』に出演する窪塚愛流 (C)テレビ朝日

 俳優・窪塚洋介の長男で、モデル・俳優として活躍する窪塚愛流。松坂桃李が主演を務め、井浦新、麻生久美子が“二人一役”でヒロインを演じる話題作『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系/毎週金曜23時15分)で俳優活動を本格スタートする。世界観に引き込まれたという本作への意気込みや、デビューに大きな影響を与えたという父の存在など、17歳の現在進行形の思いを聞いた。

◆初めての連続ドラマ出演「『あのキス』の世界観で生きられることがうれしい」

 恋愛ドラマの名手として知られる脚本家の大石静が描く本作は、松坂演じる桃地のぞむの愛しの人・唯月巴(麻生)が不慮の事故で帰らぬ人となるが、見た目はおっさんの田中マサオ(井浦)が現れ、泣きながら「私、巴なの」と告白することから始まる“入れ替わり”ラブコメディー。窪塚は、マサオの息子で高校生の優太郎を演じる。

 本作の出演オファーを「本当にうれしかったです」と振り返る窪塚。「初めての連続ドラマレギュラー出演ということも大きかったですが、『あのときキスしておけば』の世界観を普通じゃありえないことだと感じて。自分でもお父さんが入れ替わっていることを想像してみたりしたのですが、答えが出なくて(笑)。だからこそ、その世界観の中で生きる高校生・優太郎を演じられることをとてもうれしく思いました」。早くも『あのキス』の世界に引き込まれている様子で、台本も「ニヤニヤしながら読み進めました」とぞっこんだ。

 優太郎は、父・マサオとは会話もない状態だが、ある日、桃地と腕を組む父の姿を見かけ衝撃を受ける。「優太郎にとって家族は、好きじゃないっていうわけではなく、嫌いではないけどそこまで話さないという存在。入れ替わってしまって、今まで知っている自分の父じゃなくなった父親に対して、優太郎の感情をどのようにもっていけば正解だろう…と考えながら演じています」と初めての連ドラ出演とは思えないほど真摯(しんし)に役に向き合う。「(オジ巴になった)お父さんへの感情の変わり方というのをまだ見付けられてはいないのですが、撮影していく中で探り探り何かをつかんでいけたらなと思って挑んでいます」。

◆父・井浦新&母・MEGUMIという田中家は「濃い!(笑)」

 優太郎の父親を演じる井浦、母親を演じるMEGUMIとは、劇中の関係とは逆にコミュニケーションも潤滑な様子だ。「優太郎のセリフに『・・・』とあったのですが、優太郎はこういうふうに思うだろうなと優太郎の反応を声に出して伝えたいと感じたシーンがありまして、新さんに相談したところ、いろいろと教えてくださって『いろんな視点からみたらいいよね。プロデューサーや監督にも相談してみたら?』とアドバイスをいただき、相談の場にもついてきてくださいました。僕の意見を初めてみなさんに伝えることができてうれしかったです」。「MEGUMIさんとは、『学校で何が流行っているの?』とか、MEGUMIさんの旦那さんと僕の父が親しいので、そうしたプライベートのお話などもいろいろとしています」。

 父・井浦新、母・MEGUMI、息子・窪塚愛流という家族はなんともスタイリッシュな印象を受けるが、「『濃い!』って思いました(笑)。ズバズバ言うお母さんと見た目から不思議なオーラが出ているお父さんに挟まれている普通の高校生の優太郎ですが、どちらの遺伝子も受け継いで、独特の雰囲気というか、僕的にはクールだと思います。そんな3人がどこかはみ出ているわけでもなく、いい雰囲気というか…。優太郎自身も、久しぶりに家族でご飯を食べられたりしてうれしいのだろうなと感じました。そんな田中家にもぜひ注目して見ていただきたいです」。

◆俳優デビューに影響を与えた、父・窪塚洋介という存在

 今年に入り、芸能活動を本格スタートした窪塚だが、そもそものきっかけはやはり、父・洋介の存在が大きかった。「一番大きな影響というか刺激を与えてくれた人は僕の父です。子どもの頃にいろいろな舞台や撮影現場に連れていってもらい、小学校高学年くらいから、自分の中で少しずつ芸能活動をしたいなと思い始めました」。

 映画デビューは2018年公開の豊田利晃監督の映画『泣き虫しょったんの奇跡』だ。「5年生くらいのときに、父が豊田監督の『PLANETIST/プラネティスト』というドキュメンタリー映画に出演しまして。そのロケが行われていた小笠原諸島に旅行感覚で遊びに行った時に初めて監督にお会いしました。その時はお仕事の話は何もしなかったのですが、数年後、『泣き虫しょったん』のオーディションにお声がけいただきました」。

 注目作で俳優活動を開始した窪塚だが、その後、家族と話し合い、2年ほど学業専念の期間を送った。「高校は、サッカーや空手などのスポーツやいろいろなジャンルで活躍している人が周りに多い環境でした。そんな中で僕だけが唯一何もしないで、ただただ高校生活を送っている感じがして。友達と遊んだりして過ごすことは楽しかったのですが、クラスの友達が何かに一生懸命取り組んで成績を残している姿を見ると、うらやましいな、すごいなと思ったり…。負けているなという気持ちというか、何かをしたいという思いが重なってきて、それが積もりに積もった時に父に本格的に俳優活動を始めたいと相談しました」。

 父・洋介からは反対はなかったという。「応援してくれています。今回『あのキス』に出演することも伝えました。『そうなんだ、がんばって。楽しんで』くらいしか具体的にはまだ言われていませんが、応援してくれていますし、心配されている感じもしています」。

 俳優活動と並行してモデル活動にも取り組む窪塚だが、今後はどのような活動を目標としているのだろう。「将来の夢はたくさんあります。僕が父にきっかけをもらったように、僕がいろいろな経験を積んでいく中で、どこかの誰かの笑顔や夢、希望になれたらなと思っています。力になれる人になりたいです」と力強く語る。

 「いろいろなことに挑戦させていただいているなかで、すべてのことが力になると思っていますし、だからこそ何も考えずに毎日を過ごすのではなく、なんでも自分の肥やしになると思うので、日々いろいろなことを考えて過ごすようにしています。さまざまなことが初めてで、全部が難しくて何も分からない状況ですが、自分がやれることがあれば、いただいている目の前にあるお仕事を全力で成し遂げていけたらなと思っています」。見た目はクールでイマドキな印象だが、胸に抱える思いや考えはとても真摯で熱い。窪塚愛流という役者の存在感が輝きを放つ未来を楽しみに待ちたい。(取材・文:編集部)

 金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』は、テレビ朝日系にて毎週金曜23時15分放送。

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