深田恭子の高いプロ意識「ひと時でもわかり合えたら」

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『ルパンの娘』深田恭子 202010
深田恭子  クランクイン!

 年々、美しさと輝きを増す女優・深田恭子。昨年に続き、現在放送中の木曜劇場『ルパンの娘』(フジテレビ系/毎週木曜22時)での“泥棒”姿も板についており、新シーズンも好調の滑り出しだ。96年に芸能界入りし、97年の女優デビュー以降、コンスタントに作品に出演し続け、いつだって視聴者をワクワクさせてくれる深田。彼女の仕事においての高いプロ意識、たゆまぬ思いを聞いた。

■大勢でのミュージカルシーンは“憧れ”

 代々「泥棒一家」“Lの一族”の娘・三雲華(深田)と、代々「警察一家」の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)との決して許されない恋愛模様を中心に、ホームドラマ、アクション、ミュージカルとさまざまなジャンルを詰めこんだ『ルパンの娘』。前シーズンで、めでたく結ばれた華&和馬のその後が描かれる今作。泥棒家業とは縁を切り、愛する和馬と平穏な日々を過ごしたいと願う華だったが、さらなる障害が二人を待ち受ける。

 奇想天外かつ破天荒な「木曜劇場」枠史上、最も異色なドラマ『ルパンの娘』として前シーズンでも多くのファンを生み出したが、深田自身もシーズン2を「すごく楽しみにしていた」と言う。「泥棒スーツも特別に作っていただいているので、とても愛着がありますし、前回のクランクアップの時から“続編をやれたらいいね”というお話が出ていたんです。今回は、新たなメンバーも加わっていますし、ちょっとシリアスな部分から、笑えるところも、なぜか涙が出るシーンもあって、すごく心を揺さぶられる、不思議なドラマなんですよね」と、にっこり。

 見どころのひとつ、ミュージカルシーンも新シーズンではパワーアップしていると、うれしそうに報告。深田は、「えっ、この人が? この人が!? というメンバーが歌い出すんです」と楽しそうにしつつ、「私が参加しているシーンもあれば、していないシーンもあるんですけど、夢は大々的なミュージカルシーンをやってみたいです!」と今シーズンでの抱負を口にした。「例えば、街を歩いてる人まで参加しちゃったり、なぜかみんな歌い出す、とか。実は憧れがあったので、やってみたいです」と目を輝かせた。

■理想の新婚生活は“妄想”して「盛り上がっちゃう」

 本シーズンの大きなトピックとしては、華と和馬の新婚生活が描かれることが挙げられる。第1話では甘いバックハグが、第2話では神々しい出産シーンがお披露目され、視聴者の期待をさらに盛り上げている。現在、深田自身は独身だが、思い描く理想の新婚生活はあるのだろうか?

 「結婚した人で、よく“結婚したけど、特に何も変わらない”と言っている人がいますよね? うらやましいです! 余裕があって格好いいなあ…って憧れすぎて、妄想というか、もう何に憧れていいかも、わからなくって(笑)」と、深田は赤裸々に打ち明ける。

 「30代後半独身女子って、集まっちゃうんですよ。最初は“何でだろう? 何がいけないんだろうね?”と話しているんですけど、途中から楽しくなってきて、盛り上がっちゃって終わる、みたいな。そういうのばかりです(笑)」と饒舌(じょうぜつ)に、飾らない素顔をのぞかせた。

■「ひと時でもわかり合えたら」という思い

 11月2日には38歳の誕生日を迎える。ガツガツした、という形容とは真逆にある、おっとりした佇まいで、常に視聴者を魅了してきた印象だが、その実、代表作多数、経歴も華やかだ。女優としての飛躍は、日本アカデミー賞優秀主演女優賞、優秀助演女優賞受賞をはじめとした、数々の賞が証明してくれている。

 「賞をいただくと、うれしいというよりも感謝が大きいです。“こんな賞をいただいてしまったんだから、追いつけるように頑張らなきゃいけない”と毎度、気が引き締まります」と胸の内を明かす。仕事における意識について聞いても、「例えば、今日のような取材の現場で、ひと時であっても、ちゃんとわかり合えて、自分の言葉でお伝えできて、気持ちが通ったらいいなと思っているんです。いい時間になったらいいなって、撮影しながらでも思いますね」と、真っすぐに目を見て話してくれた。

 その言葉にうそはなく、この日の深田は、代わる代わるやってくる記者の質問にも、カメラマンのリクエストにも疲れを見せず笑顔で応え、時には自ら質問してコミュニケーションを取っていた。わずかな時間でも、その瞬間の仕事を決しておろそかにしない――いつまでも第一線でいられる深田のすごさがあった。(取材・文:赤山恭子 写真:松林満美)

 木曜劇場『ルパンの娘』は、フジテレビ系にて毎週木曜22時放送中。

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