長濱ねる、今後の活動への思い「作り手さんとしてのお仕事も柔らかくやっていけたら」

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20200908長濱ねるインタビュー
長濱ねる  クランクイン!

 7月7日から、ドキュメントバラエティ『セブンルール』(カンテレ・フジテレビ系/毎週火曜23時)の新レギュラーとして出演している長濱ねる。昨年7月に欅坂46を卒業して以来、初のメディア出演を果たした初回も大きな話題を集めていた。9月4日に22歳を迎えたばかりの今、これからの活動について「作り手さんとしてのお仕事も柔らかくやっていけたら」と思いを巡らせる。

■スタッフからの言葉「脱線しても大丈夫」

 2017年4月にスタートした『セブンルール』は、“今最も見たい女性”に密着し、自身が課す“7つのルール=こだわり”を手がかりに、その女性の強さ、弱さ、美しさ、その人生観を映し出す新感覚ドキュメント。YOU、本谷有希子、青木崇高のほか、7月7日から4人組バンド「クリープハイプ」のフロントマン・尾崎世界観、長濱がレギュラーキャストとして加わった。

 収録へ参加し始めてから2ヵ月ほど。撮影現場の雰囲気に「慣れてきました」と笑顔で応えてくれた彼女は、スタジオでの空気感を明かす。

 「番組出演前にスタッフさんから『何を言ってはいけないとか、こういう話をしてくださいといったことはありません、脱線しても大丈夫です』と言ってくださったので、収録には自然体のまま参加できています。レギュラーキャストの皆さんは大先輩ばかりだし、人生の厚みも違えば、いろいろな視点を持っている方ばかりで。背伸びをしていたら、見透かされてしまうなとも感じています(笑)。

 最初に収録へ参加したときは緊張しつつ、自分の中には少し照れもあったんですけど、少しずつなじめてきたかなって。好きな番組だったので、どこかまだ現実味がなくフワフワした感覚も残っていて、気が付いたら相づちばかりになってしまうので、皆さんとの親睦を深めながらもっとトークにも積極的に参加していけたらなと思っています」。

 番組中やYouTube「セブンルール公式チャンネル」で公開されているトークは「カメラが回っていないところからの延長線上」だというが、オフの場面でも気軽にコミュニケーションを図っているようだ。

 「皆さん、収録前から気さくに話しかけてくださって。いつかの撮影の日には、お隣に座っている青木さんから、私の出身地・五島列島に『行ってみたいんだよね』と声をかけてもらいました。パーソナルトレーナー・三浦香織さんの回(8月11日放送)では、YOUさんがオススメのトレーニングジムを紹介してくださったり、優しく接してくださる方ばかりなのでうれしいです。

 読書が好きなので、作家の本谷さんには以前から『どんな考えを持っていらっしゃるんだろう?』と興味を抱いていたので、先日ようやく『本はどう選んでいるんですか?』と聞いたら『水脈をたどるように』と返ってきて、一つ一つの言葉がすてきだなと思ったんです。尾崎さんは自分と同じ時期からの参加ながら、ほかの皆さんとなじむのが早いと思っていたんですけど、『実は、僕も緊張していたんだよ』と話してくださり、ちょっとした仲間意識というか、安心感を覚えました」。

■長濱ねるの“ルール” 「帰ったら部屋着に着替える」

 番組では、さまざまな職業の第一線で活躍する女性にスポットを当てている。これまで収録に参加した放送回でも、同性として刺激を受けた人がたくさんいるという。

 「高円寺の老舗銭湯・小杉湯で番頭をされているレイソン美帆さん(7月7日放送)の『見る 聞く 振り向く』というルールは、印象に残っています。街中で素通りしてしまうようなことに対しても『何か助けになれたら』という考えを持っていて、それを知ってから自分でも心掛けるようになりました。また、江戸切子職人・三澤世奈さんの回(8月25日放送)は、ガラス細工を一つ一つ手作業で作っているのを初めて知り、職人さんの世界に感動しました」。

 ほかにも番組に登場した人々以外で、長濱自身が気になっている人物も挙げてくれた。

 「タトゥーシールのアーティストとして活躍されている岩谷香穂さんという方の、若くしてカルチャーを生み出そうとしている姿勢に感銘を受けていて、そういった方々の考え方に触れていきたいとも思っています」。

 さまざまな人々の“ルール”が明かされていくのも番組ならではの魅力。プライベートや仕事の場面で、長濱自身にもルーティンとなっている“ルール”があるようだ。

 「自宅に帰ったら、まずは私服から部屋着に着替えるようにしています。外で着ていた洋服を脱ぐこと自体がリラックスするための切り替えスイッチにもなっていて、無意識ではあったんですけど、いつのまにか習慣になっていました。反対に仕事に行くときも、何となくではなくて、自分なりに『これにしよう!』と決めた方が気持ちもシャキッとするし、その日の現場に合わせて、洋服のイメージを変えるときもありますね」。

■今後の活動は「作り手さんとしてのお仕事も柔らかくやっていけたら」

 新たに活動をスタートさせてから約2ヵ月。今回の『セブンルール』をはじめ芸能活動を少しずつ展開し始めているが、グループ卒業からの約1年を経て、一人で臨む仕事への姿勢に変化も生まれたという。

 「新たに活動をスタートしてから、自分の仕事に対しての責任感がより強くなった気もします。最近ようやく『できないことはできない』と、素直に言える大切さを実感するようになったんです。決して逃げるわけではなくて、任せていただいたのに100%の力を出せないのは申し訳ないという気持ちからで、反面、自分でやると決めたからには精一杯打ち込もうと考えているんです。

 それに、個人的にはサッパリしていた方が、相手からみても気持ちいいのかなと思っていて。どちらかといえば優柔不断なタイプだから、いろいろな方と触れあっていくうちにそんな人に憧れるなと思ったので、もっと近づければいいなと思っています」。

 一方で、気になるのはこれからの将来像。グループ在籍当時は、レギュラーとしてラジオ番組のパーソナリティーも務めていたが、トークへの仕事への興味はどうだろう。

 「自宅でラジオ番組を聴く機会も多く、トークのお仕事はやってみたいです。ただ、個人的には文章を書く方が得意かもしれません。周囲を気にしすぎてしまうのか、普段の会話でも『これ言っていいのかな?』と間を置いて考えたり、とっさに出た一言について『あれ今、これ違ったかな?』と頭の中で反省会を開いてしまったりするときも多々あって…。書いて伝えるならば納得の行くまで添削できるし、安心感もありますね」。

 そう話す彼女は、雑誌「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)で、自身初となるエッセーの連載「夕暮れの昼寝」もスタートした。自身で撮影した写真と共に日常をつづっていくという。そういった表舞台とは異なる、クリエイターとしての仕事も行っていくのか尋ねた。

 「文章だけではなく、作り手としての仕事にも興味があって、そういったお仕事も柔らかくやっていけたらと思って。それこそファッションやメイク、映像分野にも関心があるし、番組を通して『どうやって作っているんですか?』と聞いてみたい気持ちもあります」。

■25歳への将来像

 仕事に対しての意欲を見せる一方で、プライベートでも夢描いていることがあるという。

 「今はコロナの影響で実現できそうにないですけど、いずれ、世界中の図書館を回ってみたいと思っています。幼い頃は、共働きの両親が仕事場から迎えに来るまで図書館の司書さんにお世話になっていたし、当時から児童書を読むのも好きで。オフの時間もネットで調べているし、世界各地の図書館を紹介する図鑑も持っているんです。

 特に憧れているのは、ブラジルの『王立ポルトガル図書館』ですね。ハリー・ポッターに出てくる魔法学校のような空間で、壁一面に本が並んでいる画像を4~5年前に見つけたとき『何だ、ここは!?』と思って。なかなか簡単に行ける場所ではないんですけど、いつか足を運んでみたいです」。

 今後の活動について「ありのまま自然体で、飾らずにそのままの姿勢でお仕事へ打ち込んでいければと思います」と語る長濱。3年後には25歳。少しずつ大人の女性としての存在感を見せ始めている今、最後に自分自身の将来像を尋ねた。

 「25歳になっても現在のようにお仕事を続けながら、人間としていろいろなことを吸収できていればいいなと思います。とにかく昔から本が好きで、今でも、オフのときは図書館で過ごしたり、古書店街で古本をめくりながら『誰が読んでいたんだろう』と思い浮かべたりもしていて。そんな気持ちもあるから、地元の人たちが気楽に入ってこられるような素朴でシンプルな本屋さんに行って、児童書などいろんな本を読んで過ごせていたらいいなと思います」。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:ヨシダヤスシ)

 『セブンルール』はカンテレ・フジテレビ系にて毎週火曜23時放送。
 「長濱ねる&STAFF」ツイッター(@neru_and_staff)

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