日向坂46・加藤史帆、バラエティー・モデルと多方面に活躍 実はネガティブな性格も

エンタメ
20200215日向坂46・佐々木久美&加藤史帆インタビュー
日向坂46・加藤史帆  クランクイン!

 クールビューティーな見た目とは裏腹に、バラエティー番組では笑いへの貪欲さをにじませているのが日向坂46の一期生・加藤史帆だ。グループの主演ドラマ『DASADA』(日本テレビ系)についてインタビューしたときも、“へにょへにょ”と称される独特な話し方もあいまって、彼女の語り口に思わず引き込まれてしまったほど。今やグループの中心メンバーとして活躍しているが、これまでの道のりには、彼女なりの葛藤もあった。

■メンバー内でも随一の笑いへの“意識の高さ”

 キャプテン・佐々木久美らと共に、結成初期からグループを支え続ける加藤。“かとし”の愛称で親しまれる彼女は、持ち前のルックスが評価される機会も多く、2019年春からは女性ファッション誌「CanCam」(小学館)の専属モデルとしても活躍している。

 ただ、彼女の魅力はそれだけにとどまらない。グループの冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/毎週日曜25時5分)では一変、得意の変顔やリアクションなどで積極的に笑いを取りに行く姿勢も目立つ。

 5月10日放送の未公開VTRを放出した番組内の企画「第1回 日向坂46カット女王決定戦」では、出演シーンの総カット時間が1時間10分37秒を数えてメンバー内でダントツの1位を獲得。番組からも「今後もカットを恐れず積極的に前に出てメンバーを引っ張っていってください」とメッセージが送られ、バラエティー番組での対応力に定評のあるグループの中でも、ひときわ臆せず場に飛び込もうとする意識の高さが裏付けられた。

 一方、2019年4月からお笑い芸人・オテンキのりと共にダブルパーソナリティーを務めているラジオ番組『レコメン!』(文化放送/毎週月〜木曜22時/加藤は火曜24時台を担当)では、テレビよりさらに“へにょへにょ”なトークを自由に展開。どんな“フリ”にも応じて見せ、先日19日の放送ではリスナーからのメールで、芸人ヒロシのものまねをヒロシならぬ“かとし”バージョンで求められ、即座に披露。のりも「早いね、モノにするのが」「すごいね、かとし。いないよそんなに急に(できる人)」と舌を巻くほどだった。

■雑誌の撮影ではスタッフからの“陰口”を想像するだけで涙

 先述の『DASADA』にまつわるインタビューで、加入前、自身の高校時代について「放課後はアルバイトをしていましたね。友達と毎日のようにふざけ合ったり、遊園地も好きなのでクラスメイトとしょっちゅう遊びに行ったりしてました」と振り返っていた加藤。

 ごく普通の学生だった彼女が今では、バラエティーへの対応力はもちろん、歌やダンスといったパフォーマンスでもグループのけん引役として欠かせない存在となった。

 ステージをこなすための体力は、小学校高学年から中学時代にかけて打ち込んでいたソフトテニスにより培われたもの。日向坂46の歴史をたどった書籍『日向坂46ストーリー』(集英社)によれば、当時から、上手な先輩の後ろ姿を見て黙々と技を学んだり、家の前でひたすら壁打ちをするなど、見えない努力を重ねていたという。

 その姿勢はアイドルになってからも変わらず、けやき坂46時代には、苦手なダンスを克服しようと早めにスタジオへ入り自主練に励んでいた。

 しかし、真剣に物事へ取り組む一方で、彼女には弱気でネガティブな一面もあった。けやき坂46のメンバーとして初めて雑誌の撮影に臨んだときも、現場のスタッフが「あの子かわいくないね」と言っていると勝手に思い込んで涙していたほど(※1)。のちに『DASADA』のインタビューで「加入当初は自分自身も撮影で上手く笑えずに、カメラを向けられると泣いてしまうほどだったんですよ」と振り返っていたが、劇中で演じた“カメラの前で上手く笑えない”モデル・高頭せれな役は、不思議と過去の彼女につながっていた。

 その後も、込み上げる不安から涙を流した瞬間はあった。自身が初めてセンターを務めたグループの楽曲「ハッピーオーラ」(2018年8月発売、欅坂46 7thシングル「アンビバレント」収録)で彼女は内心「私のせいでひらがな(けやき坂46の愛称)が嫌われたらどうしよう」(※2)というプレッシャーにさいなまれていた。

 しかし、メンバーたちに支えられながら初めて味わった重圧を乗り越え、その曲のタイトルはくしくも、“ハッピーオーラ”で愛される現在の日向坂46にまで続く彼女たちの代名詞となった。

 現在、多方面での活躍を見せている加藤史帆。その背景には、根っからの臆病さからくる努力もあったのは確かだ。はた目からは順風満帆に見える今もなお、ひょっとすると自分なりの葛藤を抱えているのかもしれないが、彼女ならそれをバネにさらに違った一面を見せてくれるだろう。(文:カネコシュウヘイ)

※1 『日向坂46ストーリー』(集英社) P170
※2 『同』P292

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