本田翼の“仕事のスタンス” 「やりたいことをやりたい」

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『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』本田翼インタビュー 201912
『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』に出演する本田翼  クランクイン!

 2018年に放送されたドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)で、本田翼は初めて刑事役に挑み、激しいアクションとドSキャラが大きな反響を呼んだ。1月6日よりスタートする同作の新シリーズにも本田は続投し、前作を超える謎に立ち向かう。女優として新たな境地を開いたと言える本シリーズへの思いや仕事に対するスタンスなどを本田に聞いた。

 「あ、やるんだ」――。これが今回の新シリーズ制作を聞いた際の本田の心の中でのリアクションだったという。意外なほど素っ気なく思えるが、照れ隠しでも何でもない。本作を大切に思うがゆえの偽らざる反応だった。

 本田演じる小田切唯は、あらゆるデータを解析して割り出された“未来の犯罪者”を潜入・追跡捜査し、犯罪を未然に防ぐ、未然犯罪捜査班(通称・ミハン)の一員。「私にとってもみんなにとっても大事な作品だからこそ、続編をやるからには、そこにきちんと意味、意義がないと、と思いました」。

 しかし、そんな本田の懸念は台本を読み始めてすぐに霧散した。「とにかくメチャクチャ面白かったです! 謎解きの部分もドラマもより深さを増していました。井沢さん(沢村一樹)の家族の事件に関する謎も解明に近づいていくし、小田切も前作では心に壁を抱えつつ、それを乗り越えていこうとしていましたが、今回はさらに一歩外に出て、出会いがあったりして、新たな一面を見ることができるなと思いました」。

 前作で小田切を演じて以降「クールなタイプやズバッと言いたいことを言う役が増えました」と反響を明かしつつ「想像力をかき立てる存在でいられるのはうれしいです」とうなずく。昨年1年だけでも、刑事に妊婦、医者にジャーナリストなど、多彩な立場や職業を演じ、確実に女優としてステップアップを遂げている。

 いや、女優だけではない。YouTubeでのゲーム実況が約130万人の登録者数を集めるなど、自身が好きなこと、やりたいことを心の底から楽しんでいる。仕事に対するスタンスを尋ねると、こんな力強い答えが返ってきた。「あまり枠に当てはめられるのが好きじゃないんです。“私は私”って(笑)。自分で自分について『私はこういう人間』と決めつけないようにしています。やりたいと思ったことをやりたいし、『こういうことしたいな』って考える時間を大切にしています」。

 あと2年半ほどで30代になる本田。多くの俳優、女優が「30代になって楽しくなった」と口にするのを取材などでも耳にするが、本田は「私は、やりたいと思ったときにやりたいことをしているので、いまが楽しいです。30代になっても『いまが楽しい!』と言ってそうな気がします」と楽しそうに笑う。

 ここ数年で、何をやるにも「この年齢じゃ早すぎるんじゃないか?」と年齢を理由にして考えることがなくなったという。

 「25歳くらいまでは、なかなかそうは思えなかったんです。『自分みたいな若い人間がこれをするのはダメかな?』とか『まだ仕事も半人前なのにいろいろなことに手を出のはどうなんだろうか』とか考えてました。でもふと冷静に『何でダメなんだろう?』って思ったんですよね。人それぞれ考えがあるので、人の考えや意見に流される必要はないんだなって思えたんです」。

 自分で自分を解放し、歩みを進める。それこそが本田翼の強さであり、輝きの秘密である。(取材・文:黒豆直樹 写真:松林満美)

 ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』は、フジテレビ系にて1月6日より毎週月曜21時放送(初回30分拡大)。

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