上戸彩、イメージを気にしていた過去も 今は「無理して笑顔でいなきゃと思わない」

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上戸彩、『マレフィセント2』インタビュー
上戸彩、『マレフィセント2』インタビュー  クランクイン!

 アンジェリーナ・ジョリー主演で、『眠れる森の美女』を新しい視点で描きヒットを記録した『マレフィセント』から5年。おとぎ話のさらにその“先”を描いた続編『マレフィセント2』が公開となる。前作に続き、日本語吹き替え版でオーロラ姫(エル・ファニング)の声を担当するのが上戸彩。この5年の間に2児の母となった彼女に、新たな物語はどのように響いたのか?

 前作でマレフィセントの真実の愛によって目を覚ましたオーロラ姫。本作では彼女とフィリップ王子の婚礼が描かれるが、そこに仕掛けられた罠によって、マレフィセントとオーロラ姫の究極の愛が再び試されることになる。

 「いま、娘がプリンセス・ブームで毎日、娘と塗り絵をやったり、シールを貼ったりしていて、『ママ、このページ塗ってもいいよ』と言われてオーロラ姫を塗ったりしています(笑)」――。そんな上戸の元に届いた続編のオファー。自身が再びオーロラの声を担当することよりも「ひとりのファンとして『2』ができる喜びが大きかった」と振り返る。ちなみに娘は「ママ=オーロラ姫」であることは理解しているが「世の中の人、みんながテレビに出る人だと思ってます」と笑みをこぼす。

 上戸自身が2度の出産を経て、物語に対する視点が5年前とはすっかり変わったという。「前作のときは、オーロラの視点でしか見ることができなかったけど、今回はどちらかというとマレフィセントの視点で『オーロラ! もうちょっとマレフィセントを信じてあげてよ』という感情が強かったし、マレフィセントがオーロラを守ろうとする姿にグッと涙が出そうになりました。娘がお嫁に行っちゃう寂しさ? まだそこには自分の感情を置けなかったです(笑)」。

 幸せがやって来るのを待つのではなく、自らが行動する“強さ”が現代のディズニープリンセスの特徴とも言える。そうした姿勢は上戸自身とも重なるように思えるが、本人は「私自身はどっちかと言うと引っ込み思案で、自信がなくてフラフラしていたし、気持ちを言葉にするのも苦手なタイプ」と語る。そんな自分を変えてくれたのは仕事でのさまざまな経験だった。

 「仕事で背中を押され、自分を表現する術を徐々に身に着けていきました。経験が不安や失敗を自信につなげていってくれたと思います」。

 「母になったことで強くなった?」との問いに対しても、やはり、それ以前の仕事での積み重ねによって得た自信が大きいと話す。

 上戸は取材や制作の現場などで、常に周囲が気持ちよく仕事ができるようにさりげなく気を配る“気遣いの人”でもある。CMなどで見せるまぶしい笑顔の印象もあって、“優等生”、“いい子”のイメージで見られることも多いだろう。そんな周囲の勝手な期待に疲れたり、イメージを振り払いたいという思いを抱くことはないのだろうか?

 「昔はありましたね。それこそ『金八先生』で(性同一性障害を抱える)男の子を演じたときは、普段は『女の子として見られたい』という気持ちが強くなったし、イメージが固定して飽きられないようにしょっちゅう髪型を変えたりしてました。いまでも笑顔のイメージが強いせいか、真顔でいると怒ってると思われたりすることはありますよ(苦笑)。でも今は、無理して笑顔でいなきゃと思わないし、よく『気遣い屋さんだね』とも言われるんですけど、全然、自分でも意識していないし、苦でもないんです」。

 改めて最新作の魅力を「血のつながりを超えた家族の絆、家族のかたち」と語り「私もその絆を信じているし、それを私生活で感じているアンジェリーナ・ジョリーさん(※3人の養子を迎えている)だからマレフィセントを演じることができて、それがマレフィセントの強さ、作品の奥深さにつながっていると思う」と語る上戸。「試写で見ながら『これでアンジェリーナ・ジョリーさんのマレフィセント姿は最後かな』と勝手に哀しくなっちゃったんですが、ご本人に取材した記者さんが『意外と“3”に乗り気でしたよ』とおっしゃっていて、見たい! って思いました」とさらなる続編に期待を寄せていた。(取材・文:黒豆直樹 写真:松林満美)

 映画『マレフィセント2』は公開中。

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