『なつぞら』清原果耶、なつの妹・千遥役 オンエアで出演発表 徹底した役づくり

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『なつぞら』で、なつ(広瀬すず)の妹・千遥を演じる清原果耶
『なつぞら』で、なつ(広瀬すず)の妹・千遥を演じる清原果耶 (C)NHK

 本日1日放送の連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合/毎週月〜土曜8時ほか)で、広瀬すず扮するヒロイン・奥原なつの生き別れになった妹・千遥(ちはる)役として登場した女優・清原果耶。事前に告知されることなくオンエアで出演が発表されるという異例の展開だったが、そこにも徹底した清原の役へのアプローチ方法があった―。

 清原演じる千遥は、戦争で父が戦死し、母も空襲で亡くなってしまったという戦災孤児。当初は兄姉(きょうだい)と共に東京で生活をしていたが、親戚に引き取られて、姉のなつと兄の咲太郎(岡田将生)とは、離れ離れの生活をし、何年も会っていないという設定だ。なつは千遥の消息が気になり、幼なじみで放送記者である佐々岡信哉(工藤阿須加)に捜索を依頼していた。

 清原は、千遥という役柄を演じる上で、いくつか制作陣と話し合ったことがあった。その一つが兄姉である広瀬や岡田と現場で会わないようにすること。「千遥は、何年もの間、なつや咲太郎と会っていないという設定。もしバックヤードで交流してしまっていたら、再会のシーンの臨場感が薄れてしまうと思ったので、現場ではお会いしないように配慮していただいたんです」。

 さらに、オンエアが始まってからのクランクインだったが、作品は観ずに現場に臨んだ。「役作りの参考のために、幼少期の千遥の映像を少し観ただけです。千遥はなつや咲太郎がどんな顔でどんな人生を送ってきたかは知らないので、私自身も知らないほうが、ピュアな気持ちで千遥としていられると思ったんです」と理由を語る。

 これまで、千遥について断片的に語られることがあっても、どんな人生を送って来たかは明らかにされていない。清原自身も、千遥という女の子がどんな終着点を迎えるのか分からないというが「あまり悲観的な部分が目立ちすぎることは、存在意義として違うかなと思ったので、かわいそうには見えないように、一つ一つ丁寧に演じて、彼女の役柄の流れを踏み外さないように意識しました」とアプローチ方法を述べていた。

 清原にとって連続テレビ小説は、女優デビュー作となった『あさが来た』(2015)以来、2度目の出演となる。「『あさが来た』は、私の芝居人生を大きく動かしてくれた作品。お芝居の難しさや楽しさを知ることができましたし、一つの作品が、いろいろな人が携わることによって出来上がっていく過程も知ることができました」と撮影を振り返ると「朝ドラにまた出演できることは、純粋にうれしいですし、『なつぞら』でも、良いアクセントとして、物語を動かせる存在になれたらいいなと思っています」と抱負を語った。

 オンエアが出演の情報解禁というのは珍しいパターンだが、こちらも「なつが千遥を探しているというストーリー。先に誰が演じるかが発表されてしまうと、キャラクター像が壊れてしまう危険性があると感じました。何よりも視聴者の皆さんを裏切りたくなくて」と、清原の思いと制作の考えが一致する形となった。

 強いプロ意識で作品に臨んだ清原。「いつかはヒロインで」という期待もあるが「こうして朝ドラにもう一度出演できるだけで幸せ。今は『なつぞら』のことしか頭にないです」と現在の現場へ全力投球することを誓う。それでも「まだ自分では想像できませんが、もしヒロインをやらせていただく機会があるのなら、これまでの経験や朝ドラの現場で感じたことが生かせたらいいなと思います」と未来に思いを馳せていた。(取材・文:磯部正和)

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