片寄涼太、自分の人生が「ただごとじゃないことに」と実感した瞬間

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『きみと、波にのれたら』片寄涼太
アニメ映画『きみと、波にのれたら』で声優に初挑戦した片寄涼太  クランクイン!

 GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーとして活躍中の片寄涼太。2014年以降は俳優としても活動しており、今年1月期に放送された出演ドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)でも印象を残した。そして今回、アニメ映画『きみと、波にのれたら』では声優に初挑戦し、川栄李奈と共にダブル主演を務める。本作では、“恋人”を自分のヒーローだと語る青年を演じた片寄だが、自身のヒーローは“両親”だという。

 『きみと、波にのれたら』は、『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督による最新オリジナル劇場アニメーション映画。片寄は、サーフィンが大好きな女子大生のひな子(声:川栄)と恋に落ちる消防士の青年・港の声をあてた。港は海での事故で命を落とすが、ある日、ひな子がふたりの思い出の曲を口ずさむと水の中に姿を現すようになる。そして、港がいなくなったことで止まってしまったひな子の背中を押そうとする。

 「僕にとってのヒーローは両親です」と断言する片寄。「両親からの言葉の多くが心に残っていますし、それが今の自分を作っています」と続け、特に残っているのは、“チャンスの神様は前髪しかない”という言葉だという。

 「母に言われたんです。『チャンスの神様には前髪しかないから、通り過ぎてから後ろ髪をつかもうと思ってもできない。チャンスが来たと思ったそのときにつかまないと』と」。

 チャンスをつかんだ先には、本作のタイトルにも入っており、劇中のセリフとしても印象的にたびたび登場する「波に乗る」ことが大事だ。片寄にも、「波に乗る」ターニングポイントとなった時期があった。

 「2016年に、GENERATIONSとして初めてアリーナツアーをさせていただいて、初日の景色は今でも覚えています。1万人を超える方たちが自分たちの目の前にいるのをステージ上から見たとき、これは自分の人生がただごとじゃないことになってきたと実感しました。生半可な気持ちではできないし、より責任感を持ってやっていかなければと強く思いました。『波に乗る』というか、進むためのきっかけになった瞬間だったと思います」と振り返る。

 今まさに波に乗っている片寄だが、常日頃、「準備は裏切らない」と信じているという。そしてその指針には先がある。「きっちり準備したいし、それも楽しいですが、準備をしていなかったことを求められる瞬間が好きなんです」。

 そう目を輝かせながら熱く語ると、「だからといって準備をしなくていいのではなく、きっちり準備をした上で求められる対応力に、自分の可能性を試される気がします。芝居でもライブでも。逆境のほうが好きですね。どうすればいいんだろうと思うことが、たくさんあるほうがワクワクします」とほほ笑む。

 今作での挑戦でも、多くのことを味わった。「ある程度声が乗った状態で、声のグラデーションによって感情の起伏を表現するという、歌ともお芝居とも違う感覚を知りました。今までとは違う形で人のためになったり、人の背中を押せるのであればうれしいし、また機会があればやってみたいです」。

 今後は「ミュージカルをやってみたいです。何年か後に。そのためにもジャズダンスやバレエなどにも挑戦していけたらと思っています。それから、どんなジャンルのお仕事をさせていただくにしても、自分の仕事として、片寄涼太がやるからという意味合いをちゃんと持てる仕事をしていきたい。それが一番の目標です」と明かした片寄。さらなる大波を求めてまい進するその姿に迷いは見えない。(取材:文:望月ふみ 写真:高野広美)

 長編アニメーション映画『きみと、波にのれたら』は、6月21日より全国公開。

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