窪田正孝、ハードな肉体作りも二重跳びができず「三池さんに殴られました(笑)」

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映画『初恋』
映画『初恋』でカンヌ国際映画祭に初参加した窪田正孝 (C)Kazuko WAKAYAMA

 俳優の窪田正孝が主演を務め、三池崇史監督が完全オリジナルストーリーで挑む2020年公開予定の映画『初恋』が第72回カンヌ国際映画祭2019「監督週間」で上映された。主演映画のワールドプレミアのため初カンヌ入りしながらも「自分とは全然縁のないものだと思っていました」と謙遜する窪田に、自身の役柄や役作りについて話を聞いた。

 負けるはずのない相手にKO負けを喫したことから人生の歯車が狂ったボクサー・葛城レオを主人公に、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる人生で最高に濃密な一晩を描いていく本作。窪田演じるレオは、たぐいまれな才能を持つプロボクサーという設定だ。

 これまでさまざまな役柄をこなしてきた窪田だが、プロボクサー役の身体作りについて「特別身体を大きくしようとか思っていたわけではなく、毎日ひたすらトレーナーの方とボクシングの打ち込み練習をしていたりしたのですが、筋肉痛を超えるくらいやればいいかといった程度で考えていましたね」とコメント。毎日しっかりとトレーニングし、食事もキチンととっていたとのことで「撮影時はあまり思わなかったのですが、完成した作品を観て、思っていたより自分の身体が大きくなっていたのでびっくりしました(笑)」と、身体作りの成果に笑顔を見せる。

 さらにボクサーならではの動きについて「縄跳びなんかは結構入念にやりました」と語ると「ただ、二重跳びはできなくて…できないと打ち明けたら三池さんに殴られました(笑)」と撮影時のエピソードを明かした。ハードなトレーニングは肉体的なしんどさもあったようだが、「体力的に厳しい部分はありましたが、その肉体的な疲労が、撮影では精神的な面とリンクする部分があったと思います」と演技への好影響につながったようだ。

 主人公のレオについて、窪田は「中身がすごくピュア」としつつ「でも、ピュアというより、人との関係を閉ざしているんだと思います。それはボクシングのスタイルにも表れているし、人と接することよりも、拳で語り合いたい感じ。周りから見ると接しづらいタイプかもしれないです」と印象を述べる。そんなレオの人間性を「死を近くに感じた時に、危機感だったり、すごく人間っぽさ出てくる」と話し、「そんな感性の持ち主だと思って演じていました」と撮影を振り返った。

 今回、三池監督の作品に主演するのはドラマ『ケータイ捜査官7』(テレビ東京)以来、10年ぶり。実は、「また三池さんと一緒にやりたいと言っていたんです。いつになったら呼んでくれるのかとずっとマネージャーに愚痴ってました(笑)」という窪田。念願の再タッグとなった作品で、初のカンヌ入り。現地記者発表では、「カンヌという聖地に連れてきてもらい感無量です」と話していた。

 「自分が生きている幅が、自分の中の可能性が、少し広がったように感じます。日本という場所でドラマや映画に出演して生きていきたいと決めてからは、しがみついている感覚があったのですが、その幅を大きくしてくれたように思います」と、カンヌという地を踏んだ手ごたえを語った窪田。「映画やドラマをやらせていただいていますが、純粋に映画が好きだと再確認できました」と力強く語った。

 映画『初恋』は2020年全国公開。

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