霜降り明星・せいや、先輩たちに挑んだ強気の“ものまね”は「リスペクトとボケ」

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霜降り明星 せいや
『ドキュメンタル』に初参戦した霜降り明星のせいやにインタビュー  クランクイン!

 松本人志が企画・プロデュースを務める実験的バラエティ、『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』(Amazon Prime Videoでシーズン0からシーズン7まで全話独占配信中)。10人の芸人たちが参加費100万円を自腹で用意して密室で笑わせ合い、勝ち残れば優勝賞金1000万円を手に入れることができる。この番組のシーズン7に、『M‐1グランプリ』チャンピオンの霜降り明星からせいやが初参戦。ベテラン芸人が多く集う中、若手のせいやはどのように戦ったのか?

 松本から招待状を受け取るところから始まる『ドキュメンタル』。「やっぱり招待状が届いた時はうれしかったです。すごく好きな番組だったし、天下の松本さんから芸人として認められた気がして。これまでの出場者を見ても、『ドキュメンタル』には真の芸人ばかりが呼ばれていますからね」と、出演が決まった時の喜びを振り返るせいや。だが少しすると、ゆっくりと恐怖がこみ上げてきたという。「『ドキュメンタル』を楽しみにしている人たちの期待にどう応えればいいのかと悩みました。普通のお笑い番組とは全然違って、『ドキュメンタル』はファンが待望している人気映画シリーズのようだと思うんです。その映画を自分のせいで盛り下げてはいけないというプレッシャーを強く感じました」。

 ベテラン芸人の中に混じって緊張したかどうか尋ねると、「普通のバラエティ番組だったら、先輩が後輩をいじって笑いが起きるものなんです。僕は26歳なので、出演者の中で基本一番年下だから、先輩からいじられて笑いにもっていくノウハウは身についています。でも、『ドキュメンタル』ではそれは通用しない。年下だから後輩だからと、いつものようにいじってもらえないのが『ドキュメンタル』なんです。上下関係を気にしていたら企画が成り立たない。大先輩たちを前にもちろん緊張はしましたが、少しでも緊張した様子を見せたら笑ってもらえなくなる。だから、大きな壁を感じつつも気力を振り絞って、緊張を見せないようにしました」と、この番組ならではの難しさを明かした。

 『ものまねグランプリ』でも優勝するほど、ものまねが得意なせいやは、『ドキュメンタル』の中でも坂田利夫などのものまねを披露。坂田になり切り、先輩芸人たちに強気で物申す一幕も。「あれを見ると『せいや、先輩によく噛みつけるな』と言う人もいるけど、あの芸は毒舌ではないんです、的が外れているから。だって、坂田師匠があんな風に芸人に厳しいことを言うわけがないですからね(笑)。“ものまね+リスペクト+ボケ”なんです」。この芸はシーズン7の中でかなり盛り上がり、せいやが場をコントロールすることも。果たして誰かを笑わせることができたのかは、ぜひ本編を見て確認してほしい。

 『ドキュメンタル』への出演は周囲からの反響が大きく、「芸人はみんな『ドキュメンタル』を見ているんじゃないですかね。僕が出演したのを見たと、いろんな人から言われます。すでに出演経験のあるサバンナの高橋さんからは『お前、すごいな。初参戦でよくあれだけできたな』と褒めていただきました。相方の粗品も『すごい、すごい!』と喜んでくれて、『メッチャ笑ったよ』と言ってくれました」と、この番組の注目度の高さを実感していた。

 視聴者にとっては、松本やスタッフの笑い声が聞こえ、笑わせ合いにも大爆笑する楽しい番組だが、「芸人たちがいる部屋はシーンとしてますからね。その上、みんな笑わないようにしかめっ面してるから、『先輩たち、今ほんまに怒ってんのちゃうか?』と怯えましたよ(笑)。何度も心が折れそうになりながら、極限状態を耐え抜くしかありません。『ドキュメンタル』は、まさに“メンタルのドキュメント”ですね」と解説。

 最後にシーズン7の見どころを聞くと、「僕が個人的に好きなのは、何ともない会話で笑いそうになっている場面です。『ドキュメンタル』ファンも好きなところだと思います。フットボールアワーの後藤さんは、何ともない会話で急に突っ込みを入れたりするのが上手いですよね。あれ、僕大好きなんですよ!何も仕掛けていないのに笑いそうになるという。今回もそれが結構あるので、楽しみに見てほしいです」と教えてくれた。もちろん、シーズン7の最年少出場者、せいやの健闘ぶりも必見だ。(取材・文:清水久美子/写真:ナカムラヨシノーブ)

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