ライアン・レイノルズ、ピカチュウ役は子どもたちに秘密! サプライズを計画

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ライアン・レイノルズ、『名探偵ピカチュウ』インタビュー
ライアン・レイノルズ、『名探偵ピカチュウ』インタビュー  クランクイン!

 本日より母国・日本で先行公開されるポケモン初のハリウッド実写映画『名探偵ピカチュウ』で、メインの“名探偵ピカチュウ”役に抜てきされた俳優のライアン・レイノルズ。『デッドプール』シリーズでお下品なセリフを連発していた彼だけに、「なんで僕がピカチュウに?」と最初は戸惑ったそうだが、脚本の素晴らしさと子どもたちが大喜びする姿を見て一念発起。そんなライアンがオファーの経緯から撮影の舞台裏までを、時おりユーモアを交えながらたっぷりと語ってくれた。

 ピカチュウを題材にしたゲーム『名探偵ピカチュウ』をベースに実写化された本作は、人間とポケモンが共存する街“ライムシティ”を舞台に、主人公の青年ティム(ジャスティス・スミス)が、事件に巻き込まれた父を探すため、相棒のピカチュウ(声:ライアン)と共に捜査に乗り出すミステリーアドベンチャー。かつてティムの父と同僚だったヨシダ警部補に渡辺謙、ティムに協力する野心的な新米記者ルーシーにキャスリン・ニュートンが扮し、『ガリバー旅行記』などのロブ・レターマン監督がメガホンを取る。

 今回ピカチュウは、見た目はかわいいのに、中身はオッサン、しかも主人公ティムだけに聞こえる人間の言葉を話すという不思議なキャラクター。ピカチュウ=かわいい、くらいの知識しか持っていなかったライアンは、オファーが来たこと自体に驚いたという。「最初は『なんで僕がピカチュウなんだ? ほかに適切な人がいなかったの?』と正直思ったね。ところがある日、製作サイドからピカチュウのCGIに、『デッドプール』から抜粋した僕の声を当てた映像が送られてきて考えが変わったんだ。モフモフしたとってもかわいいピカチュウに、僕の苛立った声、落ち着きのない声がいかにもミスマッチ過ぎて、『ちょっと面白いかも!』と思ってしまって(笑)」と振り返る。

 さらにライアンは、「脚本を読んだときに、なぜオッサンの声なのか謎が解けたし、家族愛や喪失感、希望といった人生の側面がしっかり描かれているところも気に入った。そして何より、送られてきたピカチュウのCGIを観た子どもたち(娘2人)が大興奮してくれたことが大きかったね。ただ、彼女たちは、まだ、僕がピカチュウの声を演じていることを知らないので、全米公開されたときに、妻(女優のブレイク・ライヴリー)と子どもたちを劇場に連れて行って、その場で『実はピカチュウの声はパパなんだよ』と明かそうと思っているんだ。きっと驚くと思うよ!」と微笑ましいサプライズ計画を明かしてくれた。


 撮影自体は、『デッドプール2』のクランクアップ直後に始まり、あまり準備期間はなかったそうだが、よくしゃべるキャラクターという点で共通部分もあったため、「汚い言葉を封印し、できるだけ言葉をクリーンナップして臨んだ」というライアン。「アドリブもバンバン入れていったよ。もともと即興劇で役者のキャリアをスタートさせているので、そういうのが得意だし、大好きなんだ。もちろん素晴らしい脚本があったので、それに基づいて、行ったり来たり、はみ出したり?って感じかな(笑)」と茶目っ気たっぷり。

 モーションキャプチャーにも本格的に挑戦した。「『デッドプール2』でジャガーノートというキャラクターを演じたとき(ライアンが1人2役)、1時間程度は経験したけれど、ここまでガッツリやったのは初めて。今回は(フェイシャルキャプチャーによって)顔の細かい表情まで捉えていて、僕の演技の全てをピカチュウに反映させているので、映像が出来上がってきたときは、自分の魂がピカチュウの中に入ったような気がして、ちょっと妙な気持ちになったよ。もちろん今は見慣れて、親近感がすごく湧いてきているけどね」。

 世界中の人々から愛されるポケモンの世界に命が吹き込まれた本作に、「3Dで『アバター』を観たときのような感動と衝撃を覚えた」というライアン。「ポケモンの世界を愛する人々にとって、まさに夢がかなう瞬間。ぜひ劇場で体感してほしい」と、最後は目を“ピカピカ”輝かせながらアピールしていた。(取材・文:坂田正樹 写真:高野広美)

 映画『名探偵ピカチュウ』は全国公開中。

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