俳優・藤森慎吾、映画・ドラマで見せるキャラクターの多彩さが魅力

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『カーズ/クロスロード』公開記念イベント 2017年7月13日
藤森慎吾(オリエンタルラジオ)  クランクイン!

 お笑いコンビ、オリエンタルラジオの藤森慎吾。お笑いタレントとして、バラエティーで活躍するだけでなく、ここ最近、俳優として注目を集めている。彼のどのような点が制作者サイドの心をつかみ、観客を虜にしているのか。彼のこれまでの経歴を振り返りながら、その魅力を紐解いていきたい。

 お笑いタレント、藤森慎吾。現在、レギュラー出演している『王様のブランチ』(TBS系)では、若手女優やタレントとの共演時にもしっかりフォローできるトーク力、お笑い芸人とロケを行った際の仕切り力など、藤森の魅力が存分に発揮されている。また、Eテレの『Let’s 天才てれびくん』に出演していた際は、子ども目線まで下がり、番組を楽しくさせることに徹していた。そう、藤森はどのような世代にも対応できる、万能タイプのお笑いタレントなのだ。

 そんな藤森に、声優の仕事は以前からあったが、2017年の映画『カーズ/クロスロード』では、主人公マックィーンのライバルとして登場する新世代レーサー、ジャクソン・ストームの吹き替えを担当し、最新作が2018年に公開された『モンスター・ホテル』シリーズは、メインキャストの1人、ジョナサン(ジョニー)役を務めて3作目。2015年の『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』ではミュージカルに挑戦。こういった声優の仕事を経ての2019年、俳優としてのオファーが藤森に相次いでいる。

 ベストセラー作家・池井戸潤の原作を野村萬斎、香川照之、及川光博など、豪華キャストで実写化した『七つの会議』、お笑いコンビ、ガンバレルーヤのよしこ主演で送るラブコメディ『Bの戦場』、6月21日公開予定の『ザ・ファブル』など、話題作が勢ぞろい。さらに、現在放送中の連続ドラマ『インハンド』(TBS系/毎週金曜22時)では、上司や強者になびく、分かりやすい風見鶏キャラで山下智久と共演。チャラ男のイメージを封印し、エリート官僚を体現する。

 このようにさまざまな仕事が舞い込むことに対し、藤森は「さまざまな考えがあるとは思いますが、僕ら(オリエンタルラジオ)はお笑いを突き詰めていくタイプじゃないので、チャンスがあれば何でもやりたい。僕らは正直、お笑いネタで評価されてきたコンビではないので、思うことがある人はいっぱいいると思います。でも、周囲にどう思われても、結果的に満足いく仕事が出来ればいいかなって思うんです」と、インタビューで語っていた。貪欲で前向き、そして、自分の立ち位置をきちんと理解している人でもあった。

 それゆえ、俳優でチャラ男を演じる際は、得意分野を一心に演じる一方で、チャラ男とは違うキャラクターを演じる際は、そのギャップを生かして熱演。『七つの会議』ではプライドが高く、ある出来事から、全女性を敵に回すようなクズっぷりを発揮する強烈なキャラクター、新田を演じている。その演技を見た人からは、「とにかく素晴らしかった」「俳優としての技量が素晴らしい」「最初、藤森慎吾だと気がつかなかった」など、絶賛の嵐。現在、放送中の『インハンド』でも評価は高い。

 『インハンド』の監督は「バラエティで見せている“チャラ男”じゃないところにすごく魅力を感じた」と藤森を評する。ツイッターでも「あのエリートが藤森慎吾だったとは!」「御子柴さん(藤森)がいるから、金曜日が楽しみでしょうがない」「イケメン!と思ったら、藤森さんだった。完璧な役者さんでした」など、役のハマり具合に、多くの人が気づかなかった。それほど、藤森は役者であったというわけだ。

 イメージ通りのキャラクターを演じさせても、イメージとはかけ離れたキャラクターに扮しても、抜群の存在感を残す藤森慎吾。どのようなキャラクターでもイケるとあれば、藤森需要はより高まるはずだ。今後の俳優としての活躍が楽しみでしょうがない。(文:安保有希子)

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