広瀬すず、亀梨和也の言葉に救われた過去 朝ドラ撮影の日々も「楽しい!」

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【NHK】『なつぞら』
連続テレビ小説『なつぞら』でヒロイン・奥原なつ役を務める広瀬すず (C)NHK

 2018年はドラマ『anone』で辛い過去を持つ影のあるヒロインを好演し、NHK紅白歌合戦では初めての司会にも挑戦、多くのCMに出演するなど、破竹の勢いで活躍する女優の広瀬すず。そんな彼女が、2019年、新たな一歩を踏み出す。連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)で主演を務めるのだ。トップ女優の登竜門ともいえる朝ドラのヒロインに挑む広瀬に、作品に懸ける思いを聞いた。

 本作は、広大な北海道、そして日本アニメの草創期を舞台に、まっすぐに生きたヒロイン・なつの夢と冒険、そして愛を描いたドラマ。戦争で両親を亡くした少女・奥原なつ(広瀬)が、北海道・十勝の大地で強く優しい大人たちに囲まれ成長し、そこで育まれた豊かな想像力と根性を活かしてアニメーションの世界に挑戦していく姿を描く。

 制作発表では「プレッシャーを感じている」と語っていた広瀬だが、北海道ロケも終え、撮影が順調に進む現在「朝ドラが生活の中心にあるという日々が長くなってきたので、今はそれも普通のこととしてフラットな気持ちでいます」と笑顔を見せる。

 姉の広瀬アリスは、葵わかなが主演した連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインの恋敵・リリコ役を務めており、姉妹そろっての朝ドラ出演経験となるが、その姉からは「ヒロインじゃないけれど、私でも大変だった」と聞いていたという。しかし、そんな姉の言葉もどこ吹く風。広瀬は「楽しい」とにっこり笑って繰り返す。

 「(アリスとは)あまり仕事の話はしないし、お互いに出る作品もテレビを見て知るぐらいなのに、今回は『朝ドラのヒロインは大変だよ』ってお姉ちゃんからメールが来たんです(笑)。これまでヒロインをされていらっしゃった皆さんからも、大変だというお話は聞くので、覚悟してはいました。でも、私は楽しい! これからだよ、とは言われますが、今はまだ楽しい毎日です」。


 そんな広瀬が演じるのは、戦争孤児でもたくましく生きる女性、なつだ。広瀬はなつを演じるにあたって、「幸せを感じながら生きてはいるけれど、子どものときに両親を戦争で亡くして家族とも離れちゃった分、勝手に距離を作ってしまうところがある」と分析する。

 「なつは、『ありがとう』や『ごめん』をたくさん言う少女だなという印象があります。幸せだという思いを言葉や表現で伝えることができる子。そこにいるだけでみんなが明るくなれる、太陽みたいな存在で、私自身も見習わなきゃなって思うところがたくさんある素敵な子です」。

 また、本作は連続テレビ小説100作目となる記念すべき作品となるが、それについて聞くと「私自身もなつと同じように、人に恵まれているなと思います。巡り合わせの運だけは異常に強い自信がある!」とお茶目に笑う。

 「紅白歌合戦で司会をさせていただいたときも『平成最後』という特別な言葉に出会えて、すごく幸せなことだし、光栄に思いました。こんな自分で申し訳ないという思いもあるのですが…。実は、以前に出演した作品で不安に思っていた撮影のときに、亀梨和也さんから『せっかくだから楽しみなよ』って声をかけてもらったことがあったんです。その言葉にすごく救われました。だから、今は都合よく『せっかくだから』と思っています」。

 「せっかくだから」の思いを胸に、前へ前へ前進する広瀬。十勝の大地を舞台にした、ニューヒロインの誕生から目が離せない。(取材・文:嶋田真己)

 連続テレビ小説『なつぞら』は、NHK総合にて4月1日より毎週月曜~土曜8時放送。

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