バレーボール元日本代表・狩野舞子、キャプテン・マーベルは「強さゆえの美しさがある」

映画
【二次使用NG】キャプテン・マーベル
『キャプテン・マーベル』を鑑賞した狩野舞子にインタビュー  クランクイン!

 マーベル初となる女性ヒーロー単独主演作『キャプテン・マーベル』が先週末からついに日本でも公開となった。オスカー女優ブリー・ラーソン演じる主人公キャロル・ダンバース(のちのキャプテン・マーベル)は、これまでのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品のなかでも、キラリと輝くヒーローの魅力を放っている。元日本代表バレーボール選手・狩野舞子も彼女の「強さゆえの美しさ」に魅了されたという――。

 MCU第21作目となる本作は、アイアンマンやソーが登場する前の1990年代が舞台。最強ヒーローチーム“アベンジャーズ”誕生のきっかけとなった人物であり「もっともパワフルなキャラクターの一人」でもある。劇中では、さまざまな困難が降りかかるなか、葛藤しつつも、周囲と信頼関係を築きキャプテン・マーベルとして大きな成長を遂げる。

 そんなキャラクターに、度重なる大きな怪我を乗り越え一流アスリートとして活躍し、オリンピックメダリストとなった狩野も、強く感情移入したという。「素直に強い女性って美しいなと思いました。プラスしてただ強いだけではなく、優しさもある。裏切りなどが横行するなか、すべてを受け入れる器の大きさこそ、本当の強さなんだと、彼女を見て実感しました」。

 そして、強大な力を持っていることによって、周囲から特別視されているキャプテン・マーベルと、小さいころからバレーボールのエリート選手として、周囲の期待のなか競技を続けてきた自身を重ねてこう語る。「キャプテン・マーベルも使命感に駆られていろいろな行動を起こしてきたと思うんです。“絶対にあの人ならできる”という期待のなか“成し遂げなければいけない”と自分にプレッシャーをかける姿はとても共感しました」。

 また、キャプテン・マーベルを取り巻く周囲の人間関係にも感情が動いたという狩野。「私も大きな怪我をして、バレーボールを続けていけるかわからないという時期がありました。先が見えない不安に負けそうになったとき、支えてくれたのが、同じ目標に向かう仲間や家族の存在でした。映画を観ていても、キャプテン・マーベルに仲間が増えていくところはワクワクしますし、チームスポーツに共通する部分があるなと感じたんです。そういうところも、この作品の魅力だと思います」。

 キャプテン・マーベルというキャラクターに魅了されたという狩野だが、もう一つ独特の見どころを提示してくれた。「私はミステリー作品が大好きなのですが、この作品は登場人物の関係性が二転三転したり、怪しいキャラクターもたくさん登場したりと、サスペンスやミステリーが好きな人でも、展開を推理したくなる映画だなと感じました。可愛い猫のグースにも『秘密があるのかな…』という視点で観るのも楽しいと思います」。

 狩野の言葉通り、キャプテン・マーベルを取り巻く、クリー帝国の精鋭部隊“スターフォース”の面々や、自在に姿を変えるスクラル人、マーベル作品のレジェンド俳優サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーらの距離感も、作品に大いなる緊張感を与えている。

 2018年、バレーボール選手として現役を引退した狩野。「これまでバレーボールしかやってこなかったので、知らないことばかりなんです」と語ると「『絶対にこうなりたい』ということは決めずに、いまはいろいろなことをして、どんなことが自分に向いているか見つけている途中」と目を輝かせる。

 最後に狩野は「私の姉(狩野美雪)はデフバレーボールのナショナルチームで監督をしていますが、いままで女性が少なかったという職業で活躍されている方も増えています。そういう頑張っている女性に、キャプテン・マーベルの姿は刺さると思います」とおすすめポイントを挙げてくれた。(取材・文:磯部正和/撮影:高野広美)

 映画『キャプテン・マーベル』は全国公開中。

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