2.5次元俳優・崎山つばさ、目標は“大河ドラマ” 遅いデビューは「関係ない」

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映画『クロガラス』崎山つばさインタビューカット
映画『クロガラス』崎山つばさインタビューカット  クランクイン!

 ミュージカル『刀剣乱舞』の石切丸役をはじめ、2.5次元俳優として活躍中の崎山つばさが映画初主演を飾るアクションエンターテインメント『クロガラス』が、2部作として公開される。これまで柔らかなイメージの強かった崎山だが、本作では新宿歌舞伎町で解決屋を営む男を演じ、危険な魅力を振りまいている。そんな崎山が本作への挑戦について、また「遅いスタートだった」という役者業への思いなどを語った。

 映画の主演が決まったときは「うれしいの極みでした」とニッコリほほ笑む崎山。「映画出演は夢でもあり、目標でもありましたし、その真ん中に立てるということには、責任もありますけど、純粋にうれしかったですね」と続けたが、アンダーグラウンドが舞台ということで、事前の準備も多かった。

 「自分の全く知らない世界ですから。ただ逆にとても興味が沸いて、研究するべきことがたくさんあると思いました。『闇金ウシジマくん』『新宿スワン』『闇金ドッグス』といった過去の作品を観て空気感や世界観を参考にしつつ、『クロガラス』はまた全く別の完全オリジナル作品なので、今回、自分はどう表現していこうかと模索していきました」。

 主人公の黒斗はクールでミステリアスな男として登場する。崎山の印象とは異なるが、自分と重なる部分もあると話す。「黒斗が選択する手段は、非道だったりして、それを顔色も変えずに進めていきます。でも表に出さないだけで、黒斗も自分の内ではいろいろと思っていることや考えていることがある。僕も内に秘めた闘志であるとか、負けん気は強いほうです。ただそれをあまり表に出さない。だから黒斗とは、表に出る雰囲気は対極かもしれないけれど、何かを内に秘めているという部分は似ているかなと思います」。

 今年30歳を迎える崎山の俳優デビューは2014年の舞台。早いとは言えないスタートだったが、役者業への思いに、その、普段内に秘めているという熱さをうかがい知ることができる。

 「以前は遅いスタートであるとか、年齢を気にしていた時期もありました。でも今は、そこまでの経験やそこからの経験で、ちゃんと手にしているものがあるなら関係ないと思っているし、自分のやりたいことを見つけたなら、始めるタイミングは関係ないと思っています。ただ、セリフ1つを読み込む時間をはじめ、その役や作品のことを考えて時間を費やすことを、人と同じでやっていては、早くからやっている人やほかの人に敵わない。だから、人の倍、それ以上の努力は当然だと思っています」。

 そんな崎山は「舞台だ映像だと決めつけずに、いろんな役に挑戦していきたい」という。「主演映画もひとつのビジョンでしたし、主演舞台というのも絶対に挑戦するべきものだと思ってきました」というビジョンは、『クロガラス』での映画初主演、4月に控える主演舞台『幕末太陽傳 外伝』と順調に叶えられている。そしてこの先の具体的な目標として「大河ドラマへも出たいです」と明言した。

 そして最後にメッセージ。「これまでの僕を見てきてくださっている方には、新しさを感じてもらえると思います。僕自身も新しい自分を感じました。初めて僕を知る方には、何が正しくて何が間違っているのか、正義って何なんだろうと考えさせてくれるこの作品を楽しんでもらいたいですし、僕が成長してきた2.5次元の作品にも興味を持ってもらえたら。この作品をきっかけに、舞台と映画への相乗効果が生まれたらうれしいです」。(取材・文・写真:望月ふみ)

 映画『クロガラス1』は3月9日より1週間限定レイトショー。『クロガラス2』は3月30日より1週間限定レイトショー。

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