清原果耶、芝居への心構え「日常生活もお仕事も一つ一つを丁寧に」

映画
『愛唄 -約束のナクヒト-』に出演する清原果耶
『愛唄 -約束のナクヒト-』に出演する清原果耶  クランクイン!

 人気音楽グループGReeeeNが脚本を手掛けた、同グループの『愛唄』のもう一つの物語、映画『愛唄 -約束のナクヒト-』が公開となる。突然、人生のタイムリミットを告げられた主人公のトオル(横浜流星)に生きる勇気を与えた“詩”の作者で、運命の少女となるヒロインの凪を、躍進著しい清原果耶が演じて、きらめく一瞬を伝えている。脚本を読みながら何度も泣いたという清原に、作品の魅力や、大切に持ち続けている、ある監督からの“言葉”を聞いた。

 「どこで泣いたのか、たどったらキリがないくらいです。もちろん凪の詩に感動しましたし、すごくピュアな脚本で、たくさん感動するポイントがありました」と話し始めた清原。演じた凪については「とにかく心が強い女の子です」と明言する。

 そして「小さいころからずっと病院暮らしで学校にも行けていない。私なら詩を書いて誰かを励ましたり、誰かに影響を与えるような作品を生み出せるほどの精神力を持てないと思います。子どもらしさもちゃんとありながら、心がすごく強くてまっすぐな、とてもステキな女の子です」と続けた。

 トオルと出会った凪は、あるとき、一緒に病院を抜け出し、一度も見たことのなかった朝日を見に行く。このシーンは、本物の朝日を狙って撮影された。

 「とても大事な場面です。そこに嘘がないほうが、役者の芝居にも嘘が出ないと感じました。当日は雲がかかったりしてドキドキだったのですが、無事に撮影することができて、流星くんとも良かったねと話したのを覚えています」。

 トオル役の横浜、そしてトオルの旧友であり元バンドマンの龍也を演じた飯島寛騎とは、役柄として接していた印象が強いという。

 「撮影中に、一人一人スマートフォンを渡されていたんです。それぞれ演じているキャラクターとして日常を写真で切り取ってください、と。その関係もあって、現場にいる間は凪としての目線でトオルや龍也を見ていました。一緒にわいわい遊んでいるときも、役として接していたと思います。私には流星くんも寛騎くんもトオルと龍也にしか見えない。今でも役としてのフィルターをかけていると思います」。

 そこまで入り込めた作品。出来上がりについても「客観的には見られない」そうだが、「トオルという青年が、いろんな人と出会って、勇気をもらって、前を向く過程がしっかりと描かれている作品だと思います。あとはトオルと龍也の屋上でのシーンにすごく感動しました。寛騎くんが休憩時間もずっとギターを練習している姿を見ていたので、そこにも注目してほしいです」。

 トオルにとって、凪の詩はとても大きな力になった。清原自身に、何か大切にしている言葉はあるのか尋ねると、「『3月のライオン』という映画でお仕事させていただいた大友(啓史)監督から、打ち上げのときにいただいた言葉です」と答えが返ってきた。

 「『日々を充実させて生きてください。そうしたら全部芝居につながってきますから』と。正直、当時は『分かりました』としか言えませんでした。でも思い返すたびに、深く響くようになっています」と明かして未来を見つめた。

 「自分自身の人生が充実していないと演じるときの引き出しも少なくなる。役者というのは、自分がベースになっている仕事でもあるので、いろんな経験をたくさんしたほうがいいんだなと感じています。ただ、では今の私から何が出てくるんだというのは、自分が聞きたいくらいで、今は目の前のことにいっぱいいっぱい。とにかく、日常生活もお仕事も一つ一つを丁寧にやっていけたらと思っています」。(取材・文:望月ふみ 写真:松林満美)

 映画『愛唄 -約束のナクヒト-』は1月25日より全国公開。

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