おもしろ荘から1年…完熟フレッシュ・池田レイラ13歳、父=相方との特殊な関係

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 「生まれてくる家、間違えたー!」と叫ぶ池田レイラは、13歳の中学2年生。漫才コンビ・完熟フレッシュの相方でもある池田57CRAZYとの父子家庭を、「パパが売れない芸人をダラダラ続けたせいで、ママが出ていった」とネタにする。昨年正月放送の『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の次世代芸人発掘企画“おもしろ荘”で、完ぺきすぎる話術を披露してブレークしたレイラの、新しいとも言える親子関係と今後に迫った。

 化粧っ気ゼロでもかわいい顔と、大声をあげて笑う無邪気さは、普通の中学生だ。しかし、何気ない会話から出てくる鋭い分析と洞察、語彙の豊富さにドキッとさせられる。

 例えば、「“おもしろ荘”のオーディションに賭けていた」というレイラに、「中学生だから焦る必要はなかったのでは?」と聞いたときの答えは、こうだ。

 「“中学2年生”と“中学生の受験生”では、世間の見方が変わる印象が自分の中にありました。“若い”じゃなく“幼い”がブランドになるという分析です。ちっちゃくてもある程度表現できるようになったら、唯一無二のこの年齢で世間に発信したいと思っていたので、そのタイミングが“おもしろ荘”。逃せないチャンスだったから、焦りがありました」

 “中2女子”をブランドだと客観的に認識し、サラリと“唯一無二”と言えてしまう。その上で、受け答えがスピーディー且つ冷静。「冷静を装ってるところはありますよ。冷静にガツガツいくのが、世間に知られてる私のイメージだと思うんです」というように、自己プロデュースも抜かりなし。それを会得した昨年は、レイラにとってどんな1年だったのだろう。

 「“おもしろ荘”に出る前の、中1の12月31日まではほんっとに普通の中学生だったわけです。でも、その翌日からガラッと変わったんで、自分の気持ちの整理がつかず、追いついけていないところもありました。この1年は早くて短かったですね」。

 2019年はいよいよ本人曰くの「中学生の受験生」になるレイラ。挑戦も失敗も若さでいくらだってカバーできるが、“幼い”というブランドと引き換えに目指すべき方向は、もう定まっているのだろうか。

 「活動の幅は広げていくべきだと思いつつ、まずは眼の前の高校受験ですね。高校は中学と違って、まったく知らない人たちが集まるからそこを楽しみたいですし、短期留学でいいので海外に行きたいです。とにかく新しいことに挑戦したいんです。1人でネタをやったり、女優さんに挑戦したり、小さいころから好きで身についた動物の知識をお仕事につなげたり…」と、決して浮足立たないまでも好奇心とやる気に満ちた回答が。

 やや離れた場所でこの発言を聞いていた父の57CRAZYは、「1人のネタ“も”、ね」と念を押す。彼にとってレイラはかわいい我が子であり、見捨てられては困る最良のビジネスパートナーでもある。コンビの主導権は圧倒的にレイラが握っており、その下で57CRAZYは“ダメなパパ”のキャラクターを全うする。この親子関係、かなり特殊だ。

 レイラはそんな父について「普段のパパは完ぺきなんです! 几帳面で、家事も手際がいいから、主夫としてかなり尊敬できる存在です。家ではすごくしゃべるから、テレビでもこのままで行けばいいのにって思うけど、緊張したり、昂ぶったりして話せないし、お笑いの話になると途端に日本語が話せなくなって噛んじゃうんです」と冷静且つフラットに分析。

 57CRAZYはこの指摘に反論も奮起もせず、「パパは全面的に芸事が苦手なんだよね…」と素直に認めて許し、そんな父をレイラも攻撃や励ましもせずそのまま認め、許している。父子でありながら、「お互いよくしゃべるんで、隠し事がない。友だちみたいで、ある意味、対等なんです」とレイラが語るとおり、上下関係はほとんど見受けられない。弱点や欠点を得意分野で補い合い、尊重し合っている。

 最後に、少し意地悪なことをレイラに聞いてみた。パパとして、相方として57CRAZYに点数を付けるなら?

 「パパとしては100点! 相方としては、んー、2~30点。多く見積もって、ですよ。今の時点では、お笑いが“苦手”レベルじゃなくて単純に下手だから、リアルなら5点です(笑)」。

 反面教師である父が育て、支える驚異のお笑い中2女子。今年、さらなる跳躍が期待できるのは確実だ。(取材・文:伊藤雅奈子 写真:MONDO)

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