中川大志20歳、『家政婦のミタ』から『夜行観覧車』まで「まさに中二病でした」

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中川大志 写真集『maka hou』1st Blu-ray『holoholo』インタビュー
成人の日に写真集『maka hou』を発売する中川大志  クランクイン!

 昨年6月に20歳の誕生日を迎えた俳優・中川大志が、1月14日の成人の日に写真集『maka hou』を発売する。タイトルはハワイ語で「新たな出発」を意味する言葉というが、10歳から芸能界に入った中川にとって、俳優として過ごした10年間はどんなものだったのだろうか――。

 「役じゃないときの自分をあまり見せたことがなかった」という中川。確かに俳優という仕事は“ほかの誰か”を演じることであり、パーソナルな“中川大志”が表に出ることは少ない。そんな中、本写真集では「自然体で背伸びをしていない20歳の自分」を切り取ってもらったという。

 以前から“中川大志”という人物に対する評価よりも、役柄への反響がうれしいと語っていたが、「僕自身を好きになっていただけるのもありがたいですが、純粋に演じた役に対して“好き”“嫌い”などの感情を持ってもらえるのが一番うれしい。ドラマの役名で覚えてもらえることが理想なんです」と持論を展開。その意味で、本写真集で見せる姿はとても貴重な“中川大志”が映し出されている。

 「役を生きる」ことを目標に続けてきた俳優業も、人生の半分となる10年を迎える。近年は映画やドラマなどに引っ張りだこで、出演作が途切れることがない充実ぶりだが、常に「この仕事は絶対に1人ではできない」という思いを胸に現場に臨んでいるという。「映画やドラマって、本当に多くの部署の人たちが携わってできている。僕も俳優部の一人として、少しでも作品の役に立てるように心掛けています」。

 10歳から映像の現場を経験している中川。デビュー当初からこうした気持ちで、真摯に作品に向き合っていたというが、中学1~2年生のころに一度、大きな深みにはまったと打ち明ける。ちょうど高視聴率をマークした2011年秋の連続ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)が放送されていた時期だ。

 その直後の2012年は1月から『13歳のハローワーク』(テレビ朝日系)、6月から大河ドラマ『平清盛』(NHK総合ほか)、7月から『GTO』(関西テレビ・フジテレビ系)、10月から『宮部みゆきミステリー パーフェクト・ブルー』(TBS系)と連続ドラマにほぼ途切れなく出演しながら、4月、9月、10月放送のスペシャルドラマ3本にも出演。さらに4月から2年間『おはスタ』(テレビ東京系)の火曜レギュラーを務めるなど多忙を極めた。

 「現場は刺激的ですごく楽しかったんです。だから逆に日常に戻ったときは抜け殻のようになってしまって、うまくバランスが取れなかった。中学2年生のころは、仕事以外では外に出たくなかったし、学校も休みがちになってしまっていました。まさに中二病ですよね(笑)」。

 そんな中、2013年1月に放送されたドラマ『夜行観覧車』(TBS系)が中川の俳優人生の大きな分岐点となった。「このドラマの撮影はすごく苦しかった。私生活のバランスも崩しているのに、作品のテーマも重くて…。さらに監督からの指導も厳しく、心がポキンと折れてしまったんです」と振り返る。

 しかし「出演作が続き、どこかで調子に乗っていたんだと思う」と反省し、全てを受け入れた。「一番響いたのは『ひとりで芝居をするな』という言葉です。しっかり相手を見て、飛んできたボールをキャッチする。その後のお芝居で大切にしていることを『夜行観覧車』で学びました。さらに大先輩たちのお芝居を間近で見ることができましたし、杉咲花ちゃんの芝居にも影響を受けました。撮影が終わった後、どこか自分の中で何かが吹っ切れたんです」。

 この作品を境に、私生活は好転。積極的に学生生活も送るようになり、高校時代は学業と仕事のバランスもよく、充実した時間を過ごせたという。

 これまでを「あっという間の10年だった」と振り返った中川は、「何よりも幸せなのは、若いうちにこんなに楽しいものに出会えたこと。同級生たちが高校卒業するぐらいに進路について悩んでいたのですが、僕にはすでにやりたいことがあって、そこに進めていた。だからこそ、1つひとつの仕事を大切に、意識を高く持ってやらなくてはいけないと思っています」と現在の状況に感謝する。

 そして20歳となり、成人の日に「新たな出発」というタイトルの写真集を発売する中川。「10歳のときから事務所に入り、今年で10年。役者の時間と役者じゃない時間がちょうど半分なんです。これからは役者人生の方が長くなっていくのですが、人を演じる仕事としては、より普通の感覚を忘れてはいけないと思う。そう考えると少し怖い部分があるので、しっかりと自分を持って生活してきたいです」と新たな人生への抱負を語っていた。(取材・文:磯部正和/写真:松林満美)

 「中川大志 写真集『maka hou』」は、SDPより1月14日発売。価格は2600円(税抜)。写真集発売を記念した入場無料の写真展『pono’i』が東京・GALLERY X BY PARCOにて1月17日~27日開催。また、「中川大志 1st Blu‐ray『holoholo』」は、SDPより2月14日発売。価格は4000円(税抜)。

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