生駒里奈、「乃木坂46在籍期間より長く…」芸能界で生きる覚悟

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舞台『トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~』生駒里奈
舞台『トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~』に主演する生駒里奈  クランクイン!

 昨年5月、約6年半在籍した乃木坂46を卒業し、新たな芸能活動の第一歩を踏み出した生駒里奈。2019年は、感情すら失う世界を統治しながら愛を夢見る姫を演じる舞台『トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~』でスタートする。1人での活動は「相当大変なこと」と自覚しながら、「乃木坂に在籍していた期間よりも短く芸能活動をやめてしまったら意味がない」と強い意志で“芸事”に臨む生駒の真意とは――。

 『モマの火星探検記』以来2度目、生駒にとって約1年ぶりとなる劇団 少年社中の舞台。オペラ『トゥーランドット』をモチーフに、自ら統治する世界に疑問を持ち始める統治者・トゥーランドット姫(生駒)と、厳格な管理社会を打ち破ろうとするレジスタンスの少年・カラフ(松田凌)が出会い、演劇で立ち向かう姿をファンタジックに描いた物語だ。

 「ファンタジーが大好きな私にとって、少年社中さんはホームと思えるぐらい安心できる場所」と絶大なる信頼感を寄せる生駒。「前回は乃木坂46との両立だったのですが、そのときも『一生懸命やってくれたね』と優しい声を掛けてくれました。アイドルというイメージだけではなく、しっかり中身を見てもらえたことは、とても光栄でした」と当時を振り返る。さらに「前回観賞した方にも、また注目していただけると思うので、どれだけ成長できたかをしっかり見てもらいたい」と意欲を燃やす。

 生駒は乃木坂46在籍時から積極的に舞台に取り組んできた。「しっかり稽古を積み重ねていけるところが好き」と舞台の魅力を語りつつも「舞台に特化していきたいということではなく、ドラマでも映画でもバラエティでも、人前で何かを見せることが好きなので、しっかり“芸事”を磨いて“必要とされる人間”になりたいんです」と冷静に自己分析する。

 アイドル時代から物事を俯瞰で見るような発言を耳にすることが多かったと伝えると「私はちょっと調子に乗ったらすぐにダメになっちゃうので」とやや自虐的な発言。こうした特性を「もともとの性格なんです」と語る生駒には、芸能界に入ってから確実に考え方が大きく変わる出来事があった。それは「センターじゃなくなった日です」とつぶやく。

 生駒は、2012年2月に乃木坂46のファーストシングル『ぐるぐるカーテン』でデビュー以来、5作連続でセンターを務めていたが、6作目でその席を譲る。「今となっては冷静に見られるのですが、その当時は17歳ぐらいの女の子。自分がダメだったからセンターじゃなくなったんだって思ってしまいました」と振り返る。

 「そこで思いっきり悩んだ結果、自分主体でものを考えなくなりました。とにかく仲間のために行動しようと思って実践していたら、ものごとを俯瞰で見る癖もつきました」。

 本舞台で幕を開ける2019年。生駒は「自分の能力を評価される1年にしたい」として、先月、乃木坂46を卒業した若月佑美と「生き様だけで人を感動させるのはそろそろやめたいね」と話し合ったことを明かす。

 言葉の真意を問うと「私はこれまで『成長したね』というところで人に感動してもらうことはあったのですが、それだけで生き残っていけるような優しい世界じゃないと思うんです。しっかり能力を評価してもらえなければ長続きできない」とキッパリ。

 「賞が欲しいとか、そういうことではなく、常に求められる人間でいたい」と語った生駒。「少なくとも乃木坂46に在籍していた6年半よりは長く…」という言葉に、芸能界で生き残っていく強い覚悟と意志を感じた。(取材・文:磯部正和 写真:松林満美)

 舞台『トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~』は、東京・サンシャイン劇場にて1月10日~20日、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて24日~27日、30日、31日に福岡県のももちパレスにて上演。

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