『BLEACH』福士蒼汰&杉咲花インタビュー「予想以上にステキな二人に」

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『BLEACH』福士蒼汰&杉咲花インタビュー
『BLEACH』福士蒼汰&杉咲花インタビュー  クランクイン!

 15年にわたって「週刊少年ジャンプ」で連載され、国内外で爆発的な人気を誇ってきた久保帯人の人気コミックを、『いぬやしき』のヒットも記憶に新しい佐藤信介監督が実写映画化した『BLEACH』。死神代行をするハメになった、ユウレイが見えること以外は普通の高校生の黒崎一護役で主演し、作品を背負う福士蒼汰と、一護に力を与えた死神・朽木ルキアを演じた杉咲花が、大きなプレッシャーに感じた「不安」を明かしながら、役と向き合った時間を語った。

 これまでに幾度も共演を重ねている福士と杉咲。本作が「一番話をした」と口をそろえ、「一緒にいる時間が長かったので、すごく話して笑っていたなという記憶があります」(福士)、「すごく優しくしていただきました」(杉咲)と笑顔を見せる。

 しかしその裏では互いにプレッシャーも感じていた。「不安はあります。正直に言えば、今もあるくらいなんです」と語る福士。世界で累計発行部数1億2千万部を誇る超人気コミックが原作だ。不安を覚えるなという方が無理というものだろう。

 「主演ですし、作品を“背負う”という感覚が大きいです。何があっても自分が背負う覚悟。背負いきれないでしょと思いながらも必死に背負おうとしています」という福士は、同時にこう続ける。「不安がないときはいつだろうと考えたら、それはお芝居をしている瞬間かなと。目の前にいる人とお芝居をして、作品の世界に入っているときは、そうした不安がなくなっているんです。そしてカットがかかったら、また不安になる(笑)。そういう不思議な感覚です」。

 杉咲は「衣装が決まって、どんなスタイルでカメラの前に立つのかが固まっていきました。それからアクションのスタッフさんにいろいろ教えていただきました。スタッフさんも責任を持って私に教えてくださっているのを感じていたので、そこに委ねるということも、自分の中で大事にしなければいけないと思いました。そうやって見え方が決まっていくうちに、ちょっとずつ安心感が増えていったかなと思います」と振り返る。

 そして、一護、ルキアの好きなところをそれぞれ語った。「一護は自分では気づかずにヒーローになっている。そこがかっこいいなと思います。自分がヒーローとしてやらなきゃ! じゃなくて、がむしゃらに向かっているだけなんだけれど、それが結果としてヒーローの姿になっている。とても情に厚くて。そうした部分が好きです」と福士。

 杉咲は「ルキアは自分の命をかけてでも一護のために動いてしまう。死神なんだけど、人間らしい心を持っていて、不器用で必死に生きているところが好きです」といい、「ルキアとしての時間を過ごしていくうちに自分の中で自然に出てくるものがあると思っていたし、それがあるように過ごしたいと思っていました。ラストシーンを撮り終えたとき、『ああ、ちゃんと一護と向き合えていたな』と思えて、ルキアとして、ちゃんと過ごせていたという気持ちになりました」とほほ笑んだ。


 アクション抜きには語れない本作。福士は武器として使用する斬魄刀(ざんぱくとう)に苦労した。「『無限の住人』でも『曇天に笑う』でも、普通の刀を扱う役がないんです。今回の斬魄刀も巨大なものですし。だから、まずは剣に慣れていくのが一番でした。撮影で使用している斬魄刀は何パターンもあるんです。引きの画には軽めのものを使って早く動いたり、寄りには見た目重視で重いものといった具合に。それらを使いこなすのが難しかったです」。

 一方、杉咲はアクション経験豊富な福士に助けられたと述懐する。

 「調節が分からなくて、力づくでやってしまって、危なっかしかったと思います。福士さんをケガさせてしまうかもと感じて、ひやひや、ドキドキしっぱなしでした(苦笑)。福士さんがずっと練習に付き合ってくださったので、そのおかげでなんとか乗り切れました」と感謝。福士が「かっこ良かったよ」と声をかけると、「本当ですか! ありがとうございます。うふふっ」と恥ずかしそうに照れていた。

 大きなプレッシャーを乗り切った二人。最後に福士も「ルキアと一護についても、予想以上にステキな二人になったと思います」と笑顔を見せた。(取材・文:望月ふみ 写真:高野広美)

 映画『BLEACH』は全国公開中。

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