沢口靖子&内藤剛志、『科捜研の女』は“友達以上恋人未満”だからこその信頼関係

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テレビ朝日『科捜研の女』沢口靖子&内藤剛志インタビュー
沢口靖子&内藤剛志、『科捜研の女』インタビュー  クランクイン!

 1999年の放送開始以来、最新の科学を取り入れた謎解きと実力派キャストが繰り広げる人間ドラマが視聴者から高い支持を集めているドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日)。この度、3月15日の放送を持って通算200話を達成する。この記念すべき快挙を前に、主人公の榊マリコを演じる沢口靖子と、ヒロインと共に事件解決にあたる熱血刑事・土門薫に扮する内藤剛志がその胸中を語ってくれた。

 ドラマ『科捜研の女』は京都府警科学捜査研究所を舞台に、科学で犯罪を解明する法医研究員・榊マリコの活躍を描く。放送開始からヒロインを演じてきた沢口は「手にした台本の“放送通算200話”という文字を見て、思わずこみ上げてくるものがありましたね」と目を細めて一言。一方、SEASON 2からこのドラマに出演している内藤は「僕はたったの191本しか出てないんですけどね(笑)」と冗談めかして語りながらも、「このドラマはシンプルな刑事物ではなく、科学で謎を解いていく。事件に最新の科学で立ち向かうという難しいことをやっちゃん(沢口)は200話やってきた。毎回謎の解き方が違うので、僕には200話というよりも200種類って感じがするんですよね」と主演女優への敬意を隠さない。

 2000年代に入り“科学捜査ドラマ”というジャンルが確立されるが、99年スタートの『科捜研の女』はまさにこのジャンルのパイオニアだ。「このドラマに出会った時は、私も“科学捜査”になじみがなかったんです」と沢口。「現場に残された一本の髪の毛や血痕といった微細証拠から犯人を特定していく。科学捜査というものは、本当にすごいんだなと思いました」と振り返る。そんな彼女が大切にしているのは“緻密さと丁寧さ”。「マリコはどんな時でも白衣を着て現場に臨場して遺体と向き合います。そして遺体に残された中から、その人の声を聴く。その精神は大切にしています」とポリシーを語る。そんな彼女の相棒・土門を演じる内藤は「土門は科学を100%信じる刑事でありたい。彼はマリコの言っていることを100%信じて、そこから捜査をスタートさせる、そんな刑事なんです」とヒロインに全幅の信頼を寄せる。

 揺るぎない信頼関係で結ばれた二人に、ドラマの中での印象的なエピソードを聴くと「土門さんとレストランで食事をするシーンがありましたね」と沢口。それを聞いた内藤が「デートの回だね」と笑う。2017年放送のSEASON 16 File.11「おもてなし殺人」の中のワンシーンだ。沢口が「マリコが珍しくオシャレをして、土門さんがそれをからかったりもしましたよね」と語りかけると、内藤は「デートみたいに見えるよね。でも内心“ざまあみろ”と思ってた」と笑って見せる。内藤は「視聴者の皆さんは二人の距離が縮まることを期待しているかもしれないけど、マリコと土門はまったくそんなふうに感じていない。そこが面白いんじゃないかな」と二人の関係を分析する。

 ファンの間では“ドモマリ”とも呼ばれる二人。恋愛に発展しないドライな関係は視聴者には新鮮に映っている。沢口が「友達以上恋人未満みたいな。お互いに信頼し、尊敬しあえるのはすごい絆ですよね」と語ると、内藤は頷きながら「男性と女性ってなんでも恋愛に落ち着けようとするじゃないですか。その方がわかりやすいから」と続ける。さらに「実はやっちゃんと僕の間ではマリコと土門は“恋愛じゃないものにしたい”と話しているんです」と打ち明ける。実は恋愛ドラマでの共演歴もある沢口と内藤。しかし内藤は「マリコに恋愛感情を抱かない土門という男がいても面白いじゃないですか。『科捜研の女』でしか見られない男女関係、それをやっちゃんと表現していきたいと思っているんですよね」と作品への思いを語り、インタビューを締めくくった。(取材・文・写真:スズキヒロシ)

 『科捜研の女』は、テレビ朝日系にて毎週木曜20時放送。通算200話は、3月15日20時放送。

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