菅田将暉、超多忙でも「まだ身体も元気」 キネ旬ベスト・テン主演男優賞に感無量

映画
2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン  20180212
「2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式に出席した蒼井優、菅田将暉  クランクイン!

 映画雑誌・キネマ旬報が選定する「2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が12日、都内で行われ、主演男優賞の菅田将暉と主演女優賞の蒼井優らが出席した。『キセキ ーあの日のソビトー』『帝一の國』『あゝ、荒野』、『火花』の4作での演技が評価されて主演男優賞を受賞した菅田は、トロフィーの重さを噛みしめながら「本当にありがとうございました」と感無量の表情。昨年は映画以外に、大河ドラマ、歌手、声優、舞台、ラジオと超多忙なだった菅田だが、「まだ身体も元気なので、とりあえず倒れたりしないまでは、できる限りやっていこうかな」と意気込みを語った。

 この日は『あゝ、荒野』で共演し助演男優賞を受賞したヤン・イクチュンも出席し、互いに喜びを爆発させてキスをするふりまで披露。ヤンは菅田の魅力について、「動物的なところがあるんです。脱いだ姿も拝見したんですけど、感性も野性的な体と歓声を持っている」と評し、同作品のメガホンを取り、読者選出日本映画監督賞の岸善幸監督には「好きです」と日本語で伝え、がっちりと3人で寄り添った。

 2006年度に助演女優賞を受賞している蒼井は、『彼女がその名を知らない鳥たち』で主演女優賞に輝き、「重たい賞です。賞をいただいたと聞いたときは、11年前からどれのくらい成長しているのか、なりたい役者像の何パーセントまできたんだろうと考えたが、正直2パーセントくらいだった」と自己評価。続けて「ひとりの人間としては、本当に大したことがないんですけど、たくさんの方に手を差し伸べていただき、しっかりとその手を信じて、あと98パーセントを頑張りたいです」と飛躍を誓った。

 受賞作で、蒼井は年上の男と同棲しながらも、別れた男をひそかに忘れられないという嫌な女・十和子を熱演。「本当に嫌なやつだな、って思いました(笑)。けど、こんなに嫌な女を『よかった』と言ってくださって、私が演じた十和子も喜んでいると思います」と挨拶。役作りでは「初めてこんなに頭を使って、計算しながらやっていました。(白石和彌)監督は『いけいけ!』というタイプの方だったんですけど、クズはクズなりのプライドがありますので(笑)」と演じた十和子を代弁して語り、会場の笑いを誘った。

 この日はほかに、助演女優賞の田中麗奈、新人女優賞の石橋静河、日本映画監督賞の大林宣彦監督、日本映画脚本賞の石井裕也監督、文化映画作品賞の伏原健之監督、キネマ旬報読者賞の立川志らくも登壇した。

 1924年からスタートし、米アカデミー賞よりも長い歴史を誇る同賞は、その年を代表する「日本映画」「外国映画」をベスト・テンを挙げるほか、「日本映画主演男優・女優賞」「日本映画助演男優・女優賞」「新人男優・女優賞」などその年の称賛すべき作品や映画人を選出し、表彰するもので、映画評論家、日本映画記者クラブ員などの投票によって行われている。

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